捨てられた王女の秘密の寝室全話ネタバレ81話〜100話

捨てられた王女の秘密の寝室 ネタバレ81〜100 女性マンガ
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『捨てられた王女の秘密の寝室』はドキドキするストーリー展開とイケメン男性たち、呪いの謎や王権をめぐる争いなど、読みどころが満載です!

前回までの物語では、王族の一員として令嬢たちの死に向き合い、真相を解明したルウェリンの真摯な姿に惚れ惚れしましたね。

ルウェリンも変わり始めている様子が見えますが、さらに王族として強くなっていくのでしょうか。

こちらでは81話〜100話のネタバレをまとめましたのでご紹介いたします! 

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捨てられた王女の秘密の寝室全話ネタバレ81話〜100話

捨てられた王女の秘密の寝室全話ネタバレ

前回までは、かつての親友セリーン・サンドビューレン伯爵が現れて、ルウェリンをけしかけてきました。

目の前で令嬢が亡くなってしまったルウェリンは、自ら調査に乗り出して謎を暴きました。

王族として立ち上がるべきだと決意したルウェリンは素晴らしかったですね。

これから王族としての資質をどんどん見せてくれるのでしょうか。

それでは各話ご紹介しましょう。

 

81話:臣従2

セリーンが、本当は助けようとしていたことを聞いてルウェリンは感動します。

しかしルウェリンはセリーンを2発も叩きました。

それはルウェリンから離れて行ったことに怒っているのではありません。

崩壊しているブリジェントを救うために、セリーンはルウェリンを動かそうと企みました。

つまり令嬢の死がドレスと関連していることに気づいていたにも関わらず、ルウェリンにはそれを教えなかったことを怒っているのです。

セリーンは、ルウェリンを動かす以外にブリジェントを救う方法はないと考えていました。

バスティアンは元々王位継承者としての教育を受けておらず、帝王学や宮廷作法も身についていません。

そんな国王が母親であるパメラの言葉にしか従わないために、反乱が起きて外交は低迷し、事業の中断や階級闘争が起こっているとセリーンは考えているのです。

バスティアンは能無しだと言ったセリーンに対し、王族であり私の兄だと叫びました。

するとなんとセリーンは、バスティアンは王族の血を引いていないのよと言いました。

 

82話:バスティアンの秘密

あなたの異母兄ですらないのよ、とセリーンは告げたのです。

ルウェリンはアルマンダイトを呼び、説明を求めました。

バスティアンは予定日よりも早く生まれており、またパメラには長い間愛人がいたが、先王と瓜二つだったといいます。

しかしそれだけではバスティアンの出征を判断することはできないとルウェリンが言うと、アルマンダイトが決定的な内容を話し出しました。

結婚前の先王は、前王太后陛下によって薬を飲まされており、不妊だったというのです。

先王が愛していたパメラは、ブリオン公爵家の私生児だったため、前王太后は子供ができることを懸念していたのでした。

そのため毒薬を飲ませて不妊にしていたが、ルウェリンの母が正室として嫁いできた時に解毒したのだというのです。

なぜこれまで明らかにされなかったのかとルウェリンが尋ねます。

すると前王太后陛下が明らかにしようとした時に、ブリオン公爵によって彼女が殺害されたのだと言いました。

亡くなった当時は王室の死であるにも関わらず、誰も調査をしようとせず、関わったものは皆排除されました。

ヴィセルクは証拠を確保しておくため、神殿にルウェリンとバスティアンの血縁検査を要請するつもりです。

パメラのルウェリンに対する姿勢を見ると、正当な王族がルウェリンしかいないのだと確信がある、とアルマンダイトが言いました。

ルウェリンは、先王から受けていた虐待を思い返していた。

虐げていた王女が実の娘であり、王位継承者として自分の全てを与えた息子が実は他の男の子供だったのです。

そしてそれが祖母である前王太后陛下の思惑だったことが、滑稽でたまりませんでした。

 

83話:お前のために努力していくつもりだ

ルウェリンはバスティアンに呼ばれて部屋を訪ねています。

今回の件でパメラが相当怒っており、バスティアンは先に知らせて欲しかったことや、自分が王になるべきではなかったことなどを話すのでした。

ルウェリンは、兄の気弱さや王になっても罪悪感を抱いている様子に、自分が嫡子でないことを知っているのかもしれないと考えていました。

一方、ルウェリンを部屋に呼んだ理由は、テサリアとの交易路の復活と弟エルフィスのことを話すためでした。

ルウェリンの母が処刑されて以降、テサリアとは国交が途絶え、質の良い産物を輸入することができなくなっていました。

テサリアとしても食料は輸入に頼っている国であることから、ブリジェントとの国交再会は望ましいはずだとバスティアンは考えます。

そして交易の交渉に、エルフィスとの面会を条件として提示するのだと説明しました。

気弱で自信がない気質でも、政治や外交を学んで着実に成長されているのだわ、とルウェリンは思うのでした。

 

84話:愛おしい人

ルウェリンはエルフィスに会えるかもしれないことを思うと、自然と笑みが浮かびます。

ザヤードが嬉しそうですねというと、弟に会えるかもしれないと笑顔の理由を話しました。

ルウェリンの笑顔に、ザヤードは王女様が愛おしい、とつい口にしてしまいます。

我に帰りすぐに謝罪をしましたが、誰からもそのように言われたことがないルウェリンは戸惑いながらも嬉しくもありました。

ザカート族の鳥、ホルスのココはルウェリンに非常に懐いていて、肩に乗って顔を寄せたり手を突いたりとじゃれあっています。

ザヤードの話では、ココはすでに主人であるルウェリンを見分けており、また非常に賢いので問題なく手紙を運ぶことができるでしょう、と言いました。

本来なら、賢いほど気性が荒くて手懐けるのが難しく、さらに小鳥の頃から主人を見分けることなど滅多にないはずでした。

それにもかかわらずルウェリンに懐く様子を見て、ザヤードは黄金のカラスである王族の血が流れているからだと感じずにはいられませんでした。

ココはザヤードにはそっぽを向くので、私が代わりに後ろをついて回りましょうか、とルウェリンはイタズラっぽく背中に近づいて声をかけました。

驚いたザヤードは赤面して冗談は困ります!と言います。

実はルウェリンのイタズラで、ザヤードは興奮してしまっていたのです…!

 

85話:もしかして今ので?

慌てて背中を向けたまま片付けをするザヤードでしたが、ルウェリンはさらにイタズラしたくなってしまいました。

護衛を任命されているにもかかわらず主人を1人で帰してしまうの?顔を見て話すべきなのに礼儀がなっていないの?と主らしく問いかけます。

仕方なくザヤードがルウェリンに顔を向けると…

その頃、パメラは長年従えていた右腕のような侍女を失ったことに腹を立てていました。

ヒ素で染めたシルクのドレスについて、ルシェ夫人の罪が明らかにされた時、パメラは断罪を躊躇いました。

しかし王太后陛下も関与していたのではないかと怪しまれ、容赦無くルシェ夫人を切り捨てるしかなかったのです。

そんな時パメラは、ルウェリンがテサリアの会談に出席することを耳にしました。

そこで何かを企み、白騎士団に命じて建国際の魔獣について赤騎士団の調査進展を調べさせます。

またブリオン公爵に有効な外交官を紹介するように依頼します。

自分の行いはそっくり自分に帰って来るのよ、帰還に合わせて盛大な祝いの品を用意してあげるわ、とパメラは不敵に微笑むのでした。

ルウェリンとザヤードは、2人で向き合っていました。

私がなんとかして差し上げましょう、と言って近づきます。

 

86話:もしかして今ので?2

今までで一番興奮している様子なのに、私を先に帰して1人でどうやって落ち着かせるの、とルウェリンは思わず尋ねます。

本当は行かせたくはなかったけれども、自分の欲望のままに王女様を求めたくなかったのでとザヤードは答えます。

そして、王女様の他にはこのようなことをする女性はいません、と言ってルウェリンにキスをしました。

ルウェリンが部屋に戻ると、アルマンダイトが待っていました。

バスティアンにとってはルウェリンもライバルなのであり、会談へ出席させてくれることは罠かもしれないと言います。

エルフィスに会いに行くのは危険で、命さえ落としかねないと言うのでした。

 

87話:謝罪なんて必要ない

バスティアンだけではなくパメラもこのままルウェリンを放っておくとは思えない!とアルマンダイトはルウェリンを止めようとします。

しかし、罠だったら何よ!とルウェリンは反発するのです。

どうせみんな私がいなくなることを望んでいるのだから、死ねと言うなら死んでやるわと叫びました。

海を超えた先にある小さな国に弟のエルフィスがいることを想うと、寂しく辛い日々でもなんとか生きてきたのだとルウェリンは思い返します。

この機会を失えば、2度とエルフィスに会えないかもしれないと思っていました。

アルマンダイトに向かってルウェリンは、やはり残酷な人ね、と言いました。

俺だってわかっていると苦しそうに言うと、急にアルマンダイトはひざまづいてルウェリンに謝りました。

エルフィスに会わせないためにそこまでするのかと、どうして今になって謝罪をするのかと、許せない思いが込み上げます。

謝罪なら再会した時にすべきだったと言うと、もう2度と会いにこないで、とアルマンダイトに告げました。

今更こんな形で謝られたことは、何にも意味がないのでした。

 

88話:名前でお呼びください

出発の日を迎え、ザヤードが見送りにきていました。

落ち着いたらココを送って手紙を書くので体に気をつけてねとルウェリンが言います。

するとザヤードは、戻ってきたら”トリスタン”と名前で呼んでくださいとお願いをします。

親密な関係だと周囲やパメラに知られても構わない、自分の身は自分で守れるほどに強いので心配なさらないでくださいと言います。

だから私のことを突き放すのはおやめください、と。

私のどこに、それほどまで惚れているのかしら、とルウェリンは不思議に思うのでした。

パウロ卿やデイン卿を伴い、ルウェリンは出発していきます。

その様子を、木の陰でに立ったアルマンダイトが冷たい目で見つめていました。

 

89話:襲撃

聖国へ向かう馬車の中で、ルウェリンはエルフィスのことを想っていました。

テサリアからは、結局エルフィスを連れて来るとの返事がこないままなのです。

アルマンダイトが、エルフィスは覚えていないかもしれないし会いたがっていないかもしれないとルウェリンに告げたことも思い出します。

不安に想うルウェリンでしたが、きっと私と同じ思いのはずよと考え直します。

その時、突然馬車が揺れて魔獣が現れたのです。

赤騎士団員たちが闘い、デイン卿から馬車の中で隠れているように言われたルウェリンでしたが、魔獣に馬車を壊されて見つかってしまいます。

咄嗟にデイン卿に助けられて外に出ると血の匂いや負傷している騎士たちが目に入りました。

ルウェリンは1人隠れて何をしているのかと自問し、剣を手にとり戦い始めます。

魔獣の目を突いて1匹を倒した時に、その向こうに何者かの人影を見つけました。

 

90話:襲撃2

目を突かれた魔獣が返り討ってきた時、デイン卿に手を引かれルウェリンは攻撃から逃れました。

それと同時に人影も見失います。

騎士団員たちにが陣を成し、ルウェリンを守ろうとすると、私も戦います!と士気を高めます。

しかし魔獣の勢いは弱まらず危機に陥りそうになった時、何者かが加わり魔獣を即座に倒したのです。

現れたのはアルマンダイトであり、じきに残りの魔獣たちが押し寄せてくると警告しました。

魔獣たちの狙いはルウェリンだと言うのです。

陣形を組み魔獣の群れを倒すと、ヴィセルクは団員を装ってこのまま一行に合流すると言い出しました。

 

91話:帰還

できれば団長の服を貸してくれというヴィセルクに、勝手過ぎると団員たちは反発します。

しかし魔獣に襲われて大きな負傷をした状態を指摘し、守るべき主人に剣を握らせるとは、と侮辱しました。

ルウェリンは、ヴィセルクに怒りを抱いているものの、これ以上の犠牲を出すわけにはいかないと考えました。

魔獣と黒魔術師を掃討した経験があり、聖剣を持つヴィセルクは無事に聖国に行くためには必要なはずです。

そしてルウェリンはヴィセルクに同行を許可しました。

しかし、恐怖を厭わず立ち向かった騎士たちに無礼な発言はしないようにとヴィセルクに注意をします。

その言葉に赤騎士団員たちは気持ちが和らぐのでした。

 

92話:捨てられた王女と秘密の聖室

聖国では教皇がエルネルを呼び、王女が近いうちに不遇な目に遭うだろうと伝えていました。

かつて教皇は、自分が教皇の座に着くために、女の司祭に自分の子を産ませていました。

そして自分の思うように子どもを扱い、不要になると簡単に排除してきたのです。

排除された者たちは、エルネルにとって弟であり友人でもあったのです。

心の底で、いつか必ず復讐を遂げることを誓って生きてきたのでした。

アルマンダイトに同行を許可したルウェリンでしたが、なんと同じ馬に乗ることになりました。

襲撃により馬車が破壊されたこともあり、また1人で乗ることは危険だったからです。

そうして長時間背後にアルマンダイトとの距離が近く、アルマンダイトの神聖力もあって、烙印が発動してしまいます。

一晩中馬を走らせてようやく町に着きました。

烙印のために熱を帯びた身体が熱く、騎士や外交官の前で失態を晒してしまうのではないかと不安になります。

水を持ったアルマンダイトがルウェリンが休んでいる部屋にやってきました。

ルウェリンの息が荒く、甘い匂いが立ち込める様子に気付きます。

 

93話:捨てられた王女と秘密の聖室2

呪いによって身体が熱を帯びていることにアルマンダイトが気がつくと、ルウェリンは我慢するわと言いました。

そしてここから先は一緒に馬に乗らないで、と頼みました。

それから2度も襲撃に遭いながら、ようやく聖国に到着します。

魔獣たちは確かにルウェリンを狙い、アルマンダイトの力がなければ騎士団は愚かルウェリンも皆生き残っていなかっただろうと団員たちは口にしました。

聖国のアーロン卿が、ルウェリンたちを出迎えました。

手厚いもてなしを受けて満足するルウェリンでしたが、体の疼きは抑えることができず我慢の限界でした。
意を決して、夜にルウェリンはヴィセルクの部屋を尋ねます。

 

94話:三度目の夜

来ると思っていた、とアルマンダイトは話し始めました。

そして断るべきか逃げるべきか、欲望のままに抱くかを迷っていたのだと言います。

しかしルウェリンは頭がぼーっとしてアルマンダイトの話していることが分かりません。

抱いてくれる?と尋ねると、悲しそうな顔で微笑んで、アルマンダイトはルウェリンを抱きしめます。

次々と熱い言葉を口にするルウェリンに、全部本心じゃないとわかっているよ、と小さく口にするのでした。

アルマンダイトは喜びと絶望の狭間で苦しみながら、ルウェリンを抱いているのでした。

3度目の夜となった今日、アルマンダイトには絶望しか残っていません。

目の前のルウェリンは黒魔術の呪いに侵され、本当のルウェリンはもう自分に笑いかけてくれることはないのだという絶望です。

 

95話:三度目の夜

絶望のために、アルマンダイトはルウェリンの顔を見ることができません。

ルウェリンの背後から繋がりながら、本当のルウェリンと見つめあって愛を囁きたかったと思うのでした。

また、それでもルウェリンが求めるのなら、この体を捧げるとも思っていました。

2人で会う時、「アルマン」とルウェリンが呼ぶことに、アルマンダイトにとって特別な意味があるのです。

そして、これから迎える会談でルウェリンが傷つかないことを願うのでした。

 

96話:手紙を送れ

翌朝目覚めたルウェリンは、烙印から体が解放されていることを感じました。

そしてアルマンダイトが悲しそうだったことを思い出します。

朝食の席で、アーロン卿からエルネルがルウェリンに会いに向かっていると聞かされます。

エルネルが、ルウェリンたちがやってくるので料理やもてなしなどに配慮してくれていたことを聞き、嬉しそうに微笑みました。

その笑顔を見た赤騎士団員たちは、ザヤードが何も手紙などを書いていないことに勝手に焦るのです。

昨夜ルウェリンとヴィセルクに何かあったことに勘づいており、またエルネルがくることを喜んでいるルウェリンを見たデイン卿は、ザヤードにとってピンチだと考えます。

そして、ラタン卿に命じてすぐにザヤードに連絡を送らせました。

 

97話:会談

テサリアとの会談の日がやってきました。

ブリジェントはルウェリンの他に外交官が出席していました。

しかしテサリア側から会談にやってきたのは貴族たちと、そしてテサリアの国王陛下、ルウェリンの伯父でした。

同じ階級どうしで交渉をするべき外交の席のはずが、ルウェリンたちは驚くのでした。

会談が進むと、ブリジェントにとって不利な条件ばかりが提示されます。

一方的に、この条件が飲めないなら交渉決裂だとテサリアの国王が言い、帰っていきました。

初めから穏便な交渉をする気などなかったのだとルウェリンは気がつきました。

ルウェリン自身は、テサリア国王にとっては姪である前に、妹を殺した仇の娘なのです。

エルフィスどころか、テサリアの憎悪を目の当たりにしたのでした。

失望しながら部屋に戻ると、手紙が届けられていました。

 

98話:笑顔が浮かんでいると嬉しいです

ザヤードからの手紙には、エルフィスに会えるかもしれないという願いが叶ったのかどうかを気にしていると書かれてありました。

また、ルウェリンに笑顔が浮かんでいると嬉しいと書かれているのを読むと、ルウェリンは1人で微笑みます。

しかし続けて業務報告として、建国祭で祭壇に侵入したものを捕らえ、黒魔術師も確保したことが書かれていました。

業務報告が目的だったのね、とルウェリンは思いましたが、しかし一方でザヤードの優しさを強く感じます。

返事を書いたルウェリンがココを呼ぼうかと廊下へ出たところに、頭を隠した何者かがドアの前に立っていました。

あなたは誰なのと驚くルウェリンに、訪れてきたアルマンダイトが駆け寄ると先ほどの人物は去っていきます。

追いかけようとしないヴィセルクに、正体を知っているのだとルウェリンは気がつきました。

アルマンダイトはここにいると危険な目に遭う、帰るべきだと言うのです。

ルウェリンは、テサリア国王が会談に来ることも、ルウェリンを嫌っていることも知っていたのね、と非難しました。

 

99話:再会

ヴィセルク公爵家とテサリアの関係は少し前まで良好でした。

ヴィセルクの先代公爵は、ルウェリンの母とも親密な関係だったのです。

危険な目に遭うから帰れと言うヴィセルクに対し、ルウェリンは引き下がらないわと言い放ちます。

やっとの思いでここまで辿り着けたのに、またエルフィスに遭う唯一の道を、ルウェリンは諦めるつもりはありませんでした。

そして、ルウェリンはテサリア国王陛下を訪ねます。

妹を奪ったブリジェント国王の娘であるから、私のことを嫌いなのではとルウェリンが尋ねます。

確かに妹の処刑によって国交が断絶し、テサリアの民たちは飢餓に苦しみ餓死していった過去があり、その屈辱は王として忘れることはできないと言いました。

しかし嫌っている理由はそのためではなく、ルウェリンがあまりにもみすぼらしいからだと言うのです。

王宮でルウェリンが権力を失っており、王の私生児が後継者になるそうだな、と冷たく口にしました。

さらに嫌っている理由は、妹の娘のくせにその程度かと怒りが込み上げてきただけだと。

軽蔑されていると感じたルウェリンは、エルフィスにも同じように接したのかと強い口調で叫びました。

そして、お母様の祖国だからと期待しすぎていたと言います。

テサリア国王は、私はお前の救世主ではないが、望みは聞いてやると言いました。

 

100話:王子と王女

扉を開けて部屋に入ってきたのは、赤茶の髪にルウェリンと同じ黄金の瞳、母のような長く美しい指をした青年です。

エルフィスに違いありませんでした。

ルウェリンは駆け寄って抱きつき、もう会えないかと思っていたわ、と喜びます。

しかしなんと、ブリジェントの王女ともあろう方がなんの真似ですか、と冷たく返されます。

エルフィスはルウェリンを払いのけて、そういえば姉なんでしたっけ、と他人行儀に言いました。

あなたが私の姉であることは知っていますが、しかしあなたのことは全く覚えていません、と改めて冷静に言うのです。

ルウェリンは取り乱し、エルフィスに覚えていない理由を尋ね、テサリア国王にこれはどういうことなのかと言い続けます。

テサリア国王は、エルフィスに会えた気分はどうかと尋ねました。

怒りに手が震え、絶望に唇をかみしめたあと、ルウェリンはすっと姿勢を正しました。

そして会わせてくださりありがとうございました、と落ち着いて言います。

つい先程まで焦燥し切っていたルウェリンが、私情を抑えて堂々と向き直った姿を見て、テサリア国王は明日の正午に再度尋ねてくるように言いました。

そうすれば交渉の条件を緩めることと、失った5年間について教えてやると言ったのです。

 

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まとめ

捨てられた王女の秘密の寝室 ネタバレ

捨てられた王女の秘密の寝室全話ネタバレで、81話〜100話をご紹介しました。

ルウェリンはとうとうエルフィスに会えましたが、この再会は非常に辛いものでしたね。

しかし最後に切り替え凛としてお礼をいうルウェリンは、気品に満ちて王女らしく気高くて素敵でした。

ザヤードの見送りや手紙など、支えとなってくれている様子にもホッとしました!

しかしバスティアンが王族の血を引いていないことを知らされても、兄を信じたいルウェリンの気持ちにもどかしい思いもします…。

続きもぜひお楽しみいただけたらと思います。

それでは、捨てられた王女の秘密の寝室ネタバレ61話〜80話をお読みいただき、ありがとうございました!

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