『捨てられた王女の秘密の寝室』はドキドキするストーリー展開とイケメン男性たち、呪いの謎や王権をめぐる争いなど、読みどころが満載です!
無料公開されている以降が気になる方のために、各話のネタバレをまとめましたのでご紹介いたします!
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捨てられた王女の秘密の寝室全話ネタバレ41話〜60話
捨てられた王女の秘密の寝室全話ネタバレの41話〜60話です。
またも烙印が熱を持ってしまったルウェリンでしたが、尋ねてきたエルネルも帰してしまいました。
そしてザヤードを退けようとしていたルウェリンは、部屋に呼び入れましたね。
それでは各話ごとにご案内いたします。
41話:本当に脱ぐのね2
照れながら頷いたザヤードは、努力します、と付け加えたました。
初恋の相手を抱くアルマンダイトの手つきや、堕落した司祭の手つきも良かったけど、と思います。
しかしザヤードの、不慣れさからくるわずかな震えが、むしろ興奮を誘う気がすると感じていました。
どこに興奮したのか尋ねたり、堅物な騎士なのに案外淫乱ねと挑発します。
王女様だからこうなったのですと言い、ザヤードはルウェリンをは手で触り始めました。
体が大きく手でさえもこんなに…と感じたるウェリンは、もう手ではなくてこれで…と示します。
では女王様の名に従い、ザヤードは答えます。
律儀ね、とルウェリンが言うとザヤードは耳まで赤くするのです。
そんな様子を可愛く思ったルウェリンはあなたのペースに合わせてあげます、と言ってザヤードの上に乗りました。
42話:本当に脱ぐのね3
純潔をもらうのだからと、ザヤードに合わせることにしたルウェリンは、ザヤードの上に乗って
身体を沈めてい来ました。
しかし体格のいいザヤードは全て入り切らず、ギリギリだと感じて動けず止まってしまいます。
止まったままのルウェリンでしたが、しかしザヤードが耐えきれずに突き上げてしまいました。
痛みに顔をしかめる様子を見たザヤードは、体を配慮できなかったことを恥じ、やめ流と言い出すのです。
しかし烙印が熱を帯びて、ルウェリンはここでやめることなんてできません。
生意気だ、と言い、辞めるかどうかは私が決めると告げました。
ザヤードは自分の失態で勢いが止まっていたのですが、ルウェリンはザヤードを手で触っていきます。
その姿を見て、ザヤードは再び立ち上がりました。
そして自分からルウェリンの中に入っていくのです。
43話:本当に脱ぐのね4
繋がったことでルウェリンは甘い吐息をつきます。
そんなルウェリンに、今後は私とだけなさると約束してくださいとザヤードは言いました。
そうしてルウェリンとザヤードは甘く激しい時間を過ごしました。
その後、眠ったルウェリンをザヤードは見つめていました。
諦めさせるためか本当に求めていたのかは分からないが、自分を相手にすると決めてくださったことが重要だと考えるのです。
そして、心までは望みません、と眠るルウェリンの手にキスをしたのです。
翌朝目覚めたルウェリンは身体がスッキリとしています。
起き上がるとベッドの脇でザヤードが跪いていました。
苦痛を与えてしまったことを懺悔し、ルウェリンが眠ってからずっとそこにいたのだというのです。
それよりも、上下関係を盾に身体を求めたことを嫌に思っていないかと尋ねます。
そしてこのようなふしだらな私を守ろうとするあなたが哀れだから、去ってくださいと言いました。
しかし、ザヤードは堂々と、昨夜の約束と違うと言い返しました。
44話:自分の人生は自分で決める
ザヤードが怒るポイントは、ふしだらな命令ではなく、命令に従えば王女の護衛を許す約束が守られていないことなのです。
最低な人間だと再度言っても、修道院に入るのだと言っても、ザヤードは譲りません。
とうとうルウェリンが屈して、そんな恨んだ顔で見ないでください、とザヤードの頬に手を添えます。
ザヤードはただそれだけで表情を緩ませて、ぜひこれからも必要な度にお呼びください、と言いました。
日中に、ルウェリンは暖かな陽が射す庭園でエルネルと会っています。
昨夜謁見を断られたエルネルは、ルウェリンの様子からすると、他の男と一夜をともにしたことを察して拗ねていました。
ルウェリンは心から頼りにしているのだと言い、また帰ってきてくださって嬉しいと微笑みます。
そこまで言われて機嫌を直しましたが、ルウェリンの周りには男性が多く、とても魅力的なので少し不安だと言いました。
45話:合理的な疑い
エルネルはあなたに好感を抱いています、と好意を伝えました。
ルウェリンもふっと笑い、私だってパトロン様に好感を抱いていますよと返します。
エルネルは、ルウェリンが定期的に男と身体を重ねなければならないが、誰とも心を通わせていないことを考えました。
なぜこれほどにルウェリンのことが気になるのか、自分でも理解できません。
ブリジェントを離れている間、エルネルは黒魔術師を捉えて尋問をしていました。
私の許可なくブリジェントでこの烙印を使ったものを探している、と黒魔術師たちを問いただしていました。
何も権力を持たない王女に、誰がこのような呪いをかけたのかと考えます。
犯人はルウェリンとの関係を持ちたいために、呪いをかけさせたのではないかとも考えていました。
なぜならルウェリンはそれほど魅力的だからです。
今まさに自分もルウェリンにキスをしたいと思ってしまった、と思うのでした。
その後、王宮では建国祭についての会議が行われていました。
ヴィヴィアン嬢は子供を連れて出席していることが、バスティアンは気に入りません。
パメラはヴィヴィアン嬢を王妃と呼び、建国際の後には盛大な結婚式を行いましょうと言います。
しかしバスティアンはかたくなに、その者と結婚する気はないと言い切ります。
歯向かうバスティアンに対し、パメラは建国祭で金のドレスを用意して2人で登場するようにと言いました。
46話:今年の黄金の烏
黄金の烏とは、ブリジェントを建国した王家の始祖のことです。
その歴史を称える意味を込め、建国祭で王族は金色の羽の式服をまとい、儀式を執り行うのです。
そこにヴィヴィアンを立たせて地位を確立しようとするパメラの策なのです。
しかしバスティアンは、今年の黄金の烏はルウェリンだとパメラに言い返しました。
国王が黄金の烏を指名するということは、時期王位継承者を意味するのです。
国王がなるべきだと主張するパメラに対し、バスティアンは今年の黄金のカラスにはなりたくないと言い放ちまし。
それからルウェリンに対し、4年も建国祭に参加していないことを指摘しました。
王族としての責任を果たせ、と国王命令を出したのです。
47話:ホルスの訓練
ルウェリンはザヤードから贈られた小鳥、ホルスの訓練をしていました。
ホルスは、賢くて忠実な鳥で、鳥籠から出して空を自由に飛ばせてあげると、思う存分スピードを出して飛び回るのです。
あまりにも速くルウェリンの横を飛びすぎるので、ルウェリンがよろめいてしまいます。
咄嗟にザヤードが腰を支えて抱えるような姿勢で守りました。
ホルスがその様子に気づき、なんとルウェリンの手に留まりました。
ホルスが人に懐くのは非常に珍しいく、ルウェリンに懐いていることにザヤードは驚きます。
試しにザヤードがホルスに手を伸ばすと、思いっきり噛まれてしまうのです。
ダラダラと血を流すザヤードの手を手当てしながら、ルウェリンはなぜ無表情なのと尋ねます。
すると無表情に、かなり痛がっておりますと答えが返ってくるのです。
それを聞いたルウェリンはザヤードの様子がおかしくて笑ってしまうのです。
和やかな2人の様子を、アルマンダイトが離れた木の影から眺めていました。
いくら拒まれようといつまでも待っているから、いつかはわかってくれ…と願うのです。
48話:口裏合わせ
ヴィヴィアンのところへ兄のアレン・モードが尋ねて2人で話していました。
国王陛下が自分の子供を見捨てようとしていることで、計画が狂ってしまっていることについてです。
実は、ディアンを国王の子と認めさせるために、モード家の鉱山をパメラに差し出していたのです。
王太后パメラもブリオン公爵を牽制するためにモード家の力が必要で、順調に進むはずだったのです。
ところが、国王が母親であるパメラに意見するようになってきていました。
ヴィヴィアンとアレンは、今後ディアンの邪魔になるルウェリンに、ある企みを思いつくのです。
しばらくして使用人長がルウェリンの部屋に飛び込んできました。
使用人のロザリーが無礼を働いたという理由で、ヴィヴィアンがロザリーの足を切り落とそうとしているのだと…。
49話:口裏合わせ2
ルウェリンは関わらないつもりでした。
しかも私と違ってヴィヴィアンは粗末に扱ってはいけないのだから、しっかり使用人の教育をしなさいと皮肉を言うのです。
ロザリーはまだ16歳で両親がおらず病気の弟もいるのだと、使用人たちが集まって嘆願してきます。
そしてルウェリンに対して無礼な振る舞いだったことを認め、罰は受けるのでと助けてくださいと言うのです。
騒ぎの場へ駆けつけると、ヴィヴィアンと兄のアレンがいました。
状況を聞いたルウェリンは、まずロザリーの頬を叩き、ロザリーの無礼を責めます。
けれども、ヴィヴィアンの主張する状況が、理にかなわないことを指摘しました。
それを聞いたヴィヴィアンは、ドレスを踏んでおいて謝罪しないのだと言い、またアレンは私の足に引っかかったと侮辱を!と刀をロザリーに振りかざします。
咄嗟にルウェリンはロザリーの前に入り、アレンに立ちはだかります。
おどき下さい!とアレンが叫びました。
そんなアレンに対してルウェリンは冷静に、自分の教育の落ち度を詫びて、なんと頭を下げたのです。
黄金の烏の後継者が私に頭を下げたわ…とヴィヴィアンは優越感に浸ります。
笑みを浮かべて許しましょう、と言いヴィヴィアンとアレンが去ろうとしました。
その時、ルウェリンは護衛の赤騎士団に、アレン・モード卿を即刻処刑してくださいと言い放ちました…。
50話:口裏合わせ3
許可も得ずに王族の前で剣を抜くことは、王家への反逆罪だとルウェリンは指摘します。
そしてどう謝罪するつもりなのかと詰め寄りました。
何をされているのかお分かりですか、と脅してくるアレンでしたが、謝罪すらしない不届きものだったとはとルウェリンは冷たく返します。
赤騎士団のデイン卿が、王族の身の安全を脅かしたという大義名分で剣を振り下ろそうとします。
その時アレンはとうとう大声で謝罪を口にしました。
全面的にすべて私に責任がございます申し訳ございません、と謝罪したのです。
するとルウェリンはロザリーを振り返り、謝罪はこうやってするのよと示しました。
そしてロザリーにも、アレンとヴィヴィアンに対して謝罪をさせたのです。
ヴィヴィアンは顔を引きつらせながら許しましょう…と小さく言います。
お2人の寛大な心に感謝です、とひきつった笑顔で言うのでした。
51話:口裏合わせ4
ではわたしもアレン卿の罪を咎めないことにしましょう、と言いました。
使用人の教育ごときのために犠牲になる必要はございませんから、と。
それは、いかにも反逆罪を犯しながら、王女の慈悲で命を繋ぎ止めた立場のようなのでした。
騒ぎを収めたルウェリンに、使用人たちが感謝を伝えにやって来ます。
そして今後は誠心誠意仕えますと言ってくるのですが、ルウェリンは1人で外に出て行ってしまいました。
簡単に謝罪をして収拾がつけば良いと思って向かったのに、プライドをもって相手と闘う必要などなかったはずのに、今日は負けたくなかったのです。
今回のことでこの先パメラが黙ってはいないことを考えると頭が痛い思いをするのですが、悪い気はしないのでした。
その頃パメラの付き人が、起こった出来事を報告していていました。
また、ちょうどアルマンダイトがパメラを訪問して話を聞いていました。
52話:パメラの不安
パメラは、卑屈なルウェリンがモード家に反発したと腹を立てました。
ちょうど訪ねて来ていたアルマンダイトに、誰の味方なのかとストレートに尋ねます。
アルマンダイトはルウェリンとの結婚に協力してもらう代わりに、パメラに力を貸す約束をするためにやってきていたのです。
王位継承権に興味はないのかとパメラが尋ねると、ルウェリンにはなにも力がなく、パメラが思うような脅威にはならないはずだと指摘しました。
なぜなら、アルマンダイトの公爵家には後援する力があるとしても、ブリオン家ほど裕福ではないため王族を脅かすはずはないということです。
さらに、ディアン王子が現れたことでルウェリンは直径血族からは外れている上、本人に王になる意思がなく修道院にいくことが目標だからです。
それを聞いたパメラは、ブリオン家を抑えてバスティアンを後押しし、後継ぎとなるディアンもいる、これ以上望むことはないわと微笑みました。
しかしヴィセルクが帰って行ったあと、今年の建国祭でルウェリンを正真正銘の黄金の烏にすることを1人で決めました。
高くなるほど墜落した時大怪我をするものよ、と考えていました。
53話:黄金の烏のパートナー
庭園で過ごすルウェリンは、ロザリーがくっついてくるので暇ならあっちへ行きなさい!とあしらっていました。
その様子を見たまた別の使用人たちは、ルウェリンのことを、思ったより悪い方じゃないのかもと話しています。
パメラの王宮では処刑された使用人がいるものの、ルウェリンの元では適当な仕事をしても叱られたことはなく言葉はきつくても処罰はなく、退屈なほど平和なのです。
すると、前王妃の黒魔術事件の際に、ルウェリンと親しかった使用人が処刑されたという噂を、パウロ卿が口にしました。
つまり使用人たちを被害に遭わせないために冷たい態度なのだと使用人やパウロ卿が気付きました。
そこへザヤードがルウェリンを訪ねてきました。
ザヤードはまず、先日のヴィヴィアンやアレンとの出来事について、側にいられなかったことを詫びました。
そして、今後男の体を求める時は私をお呼びくださいと堂々と言います。
話しているとちょうど、アルマンダイトが建国祭での黄金の烏のエスコートを申し出るため謁見にやってきました。
54話:黄金の烏のパートナー2
アルマンダイトのエスコートの申し出に、これ以上目立ちたくはないと考えていたものの何か手を打っているだろうとルウェリンは考えました。
そして勝手になさいと返答をすると、アルマンダイトは誠心誠意お仕えしますと手を取ってキスをしました。
触れられたことに烙印が反応してしまい、ルウェリンは手を払いのけてしまいます。
ヴィセルクは不思議そうそんなにルウェリンを見ていいるのでした。
一方、ヴィヴィアンがディアンを連れてバスティアンの執務室を訪ねていました。
しかしバスティアンはヴィヴィアンに激怒し、それ(ディアン)を私の視界に入れるな!とバスティアンは叫ぶのです。
いい加減私が王妃になることをお受け入れくださいとヴィヴィアンは言い、完璧な家族ではありませんかと鏡に自分たちを映して見せるのです。
あなたの妹は粗末な服を着ていて、その使用人は忠誠心がなく、鳥かごにとじこめているだけではないですかと蔑みました。
知ったような口を聞くな、お前とは比べものにならないほど高貴な女性だとバスティアンは言いました。
そして建国祭の当日、黄金のドレスで着飾ったルウェリンは、恐ろしいほどに美しいのです…。
55話:黄金の烏のパートナー3
迎えにあがったアルマンダイトにエスコートされて、ルウェリンは馬車へと乗り込みます。
昔はこの手にエスコートされるのが当たり前だったと思い出していました。
神殿に到着し、ルウェリンはアルマンダイトに支えられながら祭壇への階段を登り始めました。
高く長い螺旋階段を登りながら、なぜそんなにも私と結婚をしたいのと尋ねます。
アルマンダイトは、黒魔術師の討伐に成功し聖剣を手に入れた、国の英雄であり聖国の祝福も受けているのです。
王族との結婚に頼らずとも、公爵家は再興できるはずだとルウェリンは思っていたのです。
話しているうちに2人は階段の上まで到着しました。
黄金の果実に手を伸ばし、記憶にあるよりも光が強いことをルウェリンが疑問に思ったその時、果実の中から怪物が現れてルウェリンに噛みつきかかりました。
驚きのあまり退いたルウェリンは、手すりも柵も何もない高いその場所から落下してしまい…。
56話:落鳥
落ちていく瞬間、アルマンダイトが蒼白した顔でダメだと叫び、ルウェリンに向かって手を伸ばしていました。
どうしてそんな顔をするの、私を捨てたくせに今さら、とルウェリンは思っていました。
ルウェリンの様子をしたから眺めていたパメラは、大人しくしていればよかったのよ、と内心笑っています。
もう苦しまずに済むと思いながら落ちるルウェリンでしたが、烙印が光り落下を止め、ルウェリンを浮かせました。
そうしてルウェリンを地上に降り立たせました。
ルウェリン自身もすぐには何が起こったのか理解ができません。
しかしすぐに、黄金の烏が気高く降臨されたと観衆が湧き立ちました。
その様子に、かつてこのような称賛を受けて、いつも胸を高鳴らせていたことをルウェリンは思い出しました。
バスティアンやザヤード、護衛たちが駆け寄り、何があったのかを尋ねます。
ルウェリンは魔獣が果実に化けていたと説明をします。
しかしパメラは落ち方か不自然だと指摘し、神聖力があるわけでもなく、黄金の烏を演じるために怪しい力を得たのかと言い出したのです。
57話:落鳥2
人々が湧き立つ中で、パメラは処刑されたあなたの母親のように、怪しい力を得たのかと言い出しました。
それを聞いた人たちはひらりと態度を変え、ルウェリンを怖がり出します。
称賛の声に胸を高鳴らせていたルウェリンは、一瞬にして自分の立場を思い知らされるのでした。
しかしその時、王女様は怪しい力を使われたのではありません、とそこで誰かの声がしました。
黄金の烏を見たいと隠れてやってきていたエルネルでした。
エルネルはルウェリンの側へ行き、神聖力をはっきりと感じましたと説明をするのです。
再び湧き立つ人々に、パメラとヴィヴィアンは邪魔をされたと怒りを喰いしばります。
エルネルがそっとルウェリンの烙印に手を添えると、烙印が発動をしていることにルウェリンが気がつきました。
ルウェリンは烙印の力に助けられたのかと動揺しました。
パメラは黒魔術ではなかったとしても、魔獣がいたというのはデタラメだと指摘し始めました。
するとようやく壇上からの階段を降りて来たヴィセルクが、嘘ではないと言います。
そして捕らえた魔獣を皆の前に投げ出して見せて、紛れもない王女殺害未遂事件だと指摘しました。
ザヤードが王女の護衛として黒幕を捕えることを申し出し、バスティアンも頷いて命を下しました。
アルマンダイトは、王女の命が危険に晒されたことが重大だと怒りをあらわにするのでした。
58話:どうして今さら?
建国祭を終えて、ルウェリンとヴィセルクは馬車に乗っていました。
ルウェリンは窓から外を眺めながら、落ちる瞬間のアルマンダイトの顔を思い出していました。
あなたを許すつもりはありません、と言い出し、私のことは諦めればいいじゃないと言いました。
後援も黄金の烏も必要ない、離宮でひっそり暮らしたいのと訴えます。
何も見たくない聞きたくない、と言いヴィセルクの左腕を掴みます。
そこには魔獣の牙の痕が残っており、こんな姿ももう見たくないの、と口にしました。
祝福を受けているから数日経てば問題はないとヴィセルクは言います。
そしてルウェリンの両手首を掴みら彼女の肩に頭をもたれさせ、心の弱いお前が可愛くて仕方がないと耳元で囁きました。
その瞬間、烙印が反応をしました。
ルウェリンは、吐息を漏らしてヴィセルクの上に座り、私を抱いてと言いました。
お前が望むならとアルマンダイトが答えると、ルウェリンが早く、と甘えました。
しかしアルマンダイトがルウェリンの腕を掴むと、その前に正体を明かしてからな、と低く言うのでした。
59話:お前は誰だ?
俺の知っているルウェリンじゃない、とアルマンダイトは拒みます。
しかし、本物であって欲しいと思っているくせに、と指摘したルウェリンは、本物よと笑みを浮かべました。
もうすぐ王宮に着いてしまうわ、と促すルウェリンに見惚れてアルマンダイトがキスをしそうになった時、稲妻が走り我に帰りました。
そして、お前らしくないからお前を抱かないと言い切るのです。
ルウェリンは馬車に座り直し、烙印の刺激が強まっていることを感じた。ザヤードを呼びたいと考えたが、現場に残って調査をしているはずです。
エルネルもまたザヤードと一緒にいるはずなのでした。
離宮に戻ると、ルウェリンの様子を不審に思ったアルマンダイトが、状況を説明しろとルウェリンに言います。
それに対して、ルウェリンは私と寝るつもりがないなら帰ってと言いました。
しかしルウェリンが今にも理性を失いそうになりながら部屋へ戻ると、アルマンダイトが後をついて来ていました。
そして扉を開けた時、アルマンダイトはわかった抱いてやるよ、と言いました。
60話:お前は誰だ?2
抱いてやるよ、と言ったヴィセルクの顔は、それまでと何か違うのでした。
ルウェリンは何かに気づかれたのだと感じました。
そして本当のことを話すわけにはいかないが、とにかく今は渇きを満たすことが先決だと考えました。
ルウェリンは身につけたものを1つ1つ外していきます。
この様子を見て理性を保てる男などいない、ここにいるのが自分で良かったとアルマンダイトは思っていた。
それから2人は甘く切ないキスをしました。
正気を失っているから、口づけにも応じてくれるんだろうと、アルマンダイトは悲しげな顔を見せました。
キスをして甘い吐息を漏らしながら、こんな形でお前を抱きたくなかったとヴィセルクは言うのでした。
まとめ
捨てられた王女の秘密の寝室の全話ネタバレで、41話〜60話をご紹介しました。
ルウェリンの振る舞いが、これまでとは少し変わってきている様子が伺えましたね。
これまで冷たく接してきていた使用人や護衛騎士にも、ルウェリンの本音が理解されてきた様子で、読者としては嬉しく思っちゃいます。
しかしパメラの残酷なやり方には到底納得ができませんので、これからルウェリンがパメラとどう向き合っていくのかがポイントですよね。
そして烙印に支配されながら、周りにいる男性たちと今後どんな関係に進んでいくのかが、やはり目が離せません!
それでは、捨てられた王女の秘密の寝室の全話ネタバレ41話〜60話をお読みいただきありがとうございました!