『捨てられた王女の秘密の寝室』はドキドキするストーリー展開とイケメン男性たち、呪いの謎や王権をめぐる争いなど、読みどころが満載です!
無料公開の続きが気になっちゃう方のために、各話のネタバレをまとめましたのでご紹介いたします!
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捨てられた王女の秘密の寝室全話ネタバレ1話〜20話
それでは順にネタバレあらすじをご案内したいと思います。
ルウェリンを慕う男性達とのやり取りや、健気な生き様、王宮内の駆け引きなど見どころがたくさんです!
1話:王女と秘密の寝室
かつてルウェリンは、憧れと賞賛を集めるブリジェント王国の王女でした。
しかし実母に忠誠を誓っていたヴィセルク公爵家の裏切りにあい、母は罪を被され処刑されてしまったのです。
そのことでルウェリンの人気も地に落ち、今や捨てられた王女と呼ばれるようになっていました。
そんなルウェリンは、さらに色欲の呪いをかけられてしまい、発作的に体が熱くなり誰彼構わず求めてしまうようになってしまっていました。
2話:相手は一体?
母が処刑されたのは、ルウェリンの異母兄であるバスティアンを呪い殺そうとした罪に問われたのでした。
母の処刑後は、国王である父の徹底した冷遇を受けて、ルウェリンは王宮で孤立していきます。
国王が亡くなると、私生児だったバスティアンに王位が継承されました。
ルウェリンは修道院に入りたいと望みますが、唯一ルウェリンに優しく接してくれるバスティアンに止められていました。
しかし先日行われた狩猟大会で、護衛のいないルウェリンは攫われてしまい黒魔術をかけられてしまったのです。
昨夜は身体の熱さが限界を超え、誰か分からないままに体を重ねてしまっていました。
朝に目を覚ましたルウェリンは、昨夜どのように部屋に戻ったのかを侍女に尋ねます。
ルウェリンを運んできたというトリスタン・ザヤードに話をし、誘われるがまま体を重ねたことを非難すると、怪訝な顔で見返してきたのです。
3話:勘違い
祝勝会の翌日、アルマンダイトの帰還を祝う会が庭園で開かれていました。
国王バスティアンが、良い知らせがあると話し出します。
それはアルマンダイトの活躍に注目した聖国から、ブリジェントにパトロンが派遣されることになり、さらにアルマンダイトには祝福を贈られることになったとも知らせました。
祝福とは聖国を統治する教皇が与える名誉であり、加護が体に刻まれて回復力が高まり無病息災になり、神の民として守護を受けることができるのです。
祝福は大司教の中でも選ばれたパトロンのみが下すことができるのでした。
アルマンダイトが黒魔術師と契約したルウェリンの母を捕らえ、黒魔術師の追放に一役買ったことをパメラはこれみよがしに賞賛しました。
するとアルマンダイトが立ち上がり、気分がすぐれないためここで失礼しますと言いました。
王の招待客でありながら先に席を立つなど本来失礼ではあるものの、バスティアンが許可し、さらにアルマンダイトにルウェリンを部屋まで送るように言いました。
部屋に向かい始めたものの、ルウェリンはすぐにここで結構よと、アルマンダイトを置いて1人で部屋に向かい出しました。
そこへ、1人で歩く王女を護衛しようとザヤードが現れます。
同じく、アルマンダイトもルウェリンを追って近づいてきました。
それを見たザヤードは、ルウェリンに対して今日もまたヴィセルク公爵とお会いになっていたのですかと尋ねたのです。
4話:勘違い(2)
ザヤードは忠誠心の厚い騎士でした。
そのため王女様が誰かとと一夜を共にしたことが、他に知られてはならないと考えていたのです。
誰かと自分を混同したのだと理解していたが、気高い王女様と身体を重ねた人物に怒りを覚えていました。
そして、気絶したルウェリンを抱き運んでいたのがアルマンダイトだったため、アルマンダイトだと気がついたのです。
部屋まで運んだだけの自分を夜の相手だったと王女様が思ったことから、ルウェリンは相手が誰だかわからないままに身体を重ねたのだろうとザヤードは考えます。
そして今、近づいてくるアルマンダイトから王女様を守ろうとしました。
一方でルウェリンはザヤードの言葉で、夜の相手がアルマンダイトだったことに気がつきました。
この男とだけはそのような関係になってはならなかったのだと改めて思うのでした。
ザヤードに部屋まで送ってくれるように頼むと、ルウェリンはアルマンダイトに背を向けて歩き出します。
その時アルマンダイトは、婚約を申し込みたいのですと口にしました。
5話:私が初めてだったのかしら?
ルウェリンはアルマンダイトと2人で話すことにしました。
2人だけになると、秘密にしたいとはいえ他人行儀すぎないか、とアルマンダイトはくだけた表情で話し出します。
しかしルウェリンは、たった一度寝ただけで婚約だなんて純情なのね、と笑い始めます。
ルウェリンの心は、昔に裏切られたことを今でも許すことはできません。
婚約を申し出たアルマンダイトを、随分おめでたいのねと笑います。
そして歳月は人を変えるのよ、と寂しげに言いました。
アルマンダイトはルウェリンの髪にキスをして、また会いにくると伝えて去っていくのでした。
翌日、侍女が興奮した様子で、アルマンダイトがルウェリンの後援者になると公式宣言したことを伝えにやってきました。
後援者の制度はかつてブリジェントにあった文化であるものの、かなりの贅沢な制度であり長年使われていません。
しかも後援宣言をした大半が婚姻を結んでいると言う事実もありました。
その日、バスティアンとのお茶の席でルウェリンは後援を受けることになった理由を尋ねられました。
ルウェリン自身困っており、修道院に行きたい気持ちに変わりはないのだとルウェリンは兄に伝えます。
バスティアンは、ルウェリンにアルマンダイトへの気持ちがあるのかを気にしていました。
ルウェリンがバスティアンの部屋を出ると、ちょうどパメラと遭遇してしまいます。
アルマンダイトの後援のことを耳にすれば、自分の権力を脅かすと危惧されるのではないかとルウェリンは思っていました。
しかしパメラは、公爵と結婚なさったらいかがと声をかけてきたのです。
ルウェリンはパメラが何を狙っているのだろうと訝しむのでした。
6話:傲慢と偏見
アルマンダイトの後援を受けることになったルウェリンをてっきり攻撃してくると思っていたのに、結婚を勧めてきたことが理解できません。
何か他に狙いがあるのではないかとルウェリンは考えながら部屋に戻ると、アルマンダイトからの贈り物がいくつも部屋に積み上げられていました。
王都で絶大な人気で予約しても3年かかると有名なデザイナーのドレスや、ブリリアントカットの耳飾り、薔薇の花束と香水など、豪華で貴重な品物の数々です。
そして手紙も添えられており、贈り物を気に入ってもらえたかと尋ね、今後も全力でお支えいたしますと書かれていました。
その時ふと、パメラとアルマンダイトが手を組んでいるのではないかとルウェリンは考えつきます。
パメラの味方であるアルマンダイトと結婚させることでルウェリンを手中に収めるつもりなのだろうと考えました。
彼らの思い通りにはならないわ、とルウェリンは何かをひらめきます。
後日、ルウェリンは物資の支給にスラム街へやってきました。
その内容は牛乳とパンの食糧だけではなく、毛布や履物や多くの品目を持参していました。
そして自らスラム街に暮らす民に直接手渡して暖かい言葉をかけていきます。
ルウェリンはアルマンダイトから受け取った贈り物を全て支給物資に変えて配給することにしたのでした。
ふと、支給をしているルウェリンの背後に何者かが声をかけました。
振り返ってみると、聖国のパトロンが立っていたのです。
7話:烙印の復活
アルマンダイトは、ルウェリンが贈り物を全て、スラム街の支援金にしたことを耳にしました。
そのことには腹を立てるどころか、それでこそ俺の王女様だと微笑むのですが、スラム街への護衛が赤騎士団だったことを知ると不服に思うのでした。
一方、ルウェリンはパトロンと共に馬車に乗っていました。
エルネルと名乗ったそのパトロンはまだ若く、そして白い肌に白金の髪とアメジストのような瞳を持ち、非常に美しい容姿です。
そのパトロンが、スラム街での奉仕をするルウェリンに好感を持ち、褒め称えました。
そこでルウェリンは、いずれ修道院に入りたいという意思をで伝えますが、パトロンは驚きうろたえます。
修道院は規律と制約が多い場所であり、王女様は修道院に入るには惜しい人材だと答えました。
王宮に到着したルウェリンは、パトロンに挨拶をして部屋に向かいながら、ひとまず烙印に気づかれなかったことに安堵します。
すると部屋まで護衛についていたザヤードが、王女様、と呼び止めて話し始めました。
ザヤードは、王女様の身の安全のために護衛騎士を統率されてはいかがでしょうか、と提案をしてきたのでした。
冷たく侮辱したルウェリンに対しても、これほど優しく忠誠心厚く接してくるザヤードは、自分のそばに置いておくべきではないと考えます。
そこでルウェリンは、踏み込んだ発言は控えるようにと冷たく返しました。
その様子を物陰から伺っていたルウェリンの侍女たちが、どうしてあのような態度を取るのかと陰口を囁き合っていました。
しかし、嫌われることがルウェリンの本望であり、そのためにそのような態度をとっているのです。
今度こそザヤードは私のことを嫌ってくれるはず、と考えるのです…。
アルマンダイトが祝福を受ける日が訪れました。
聖堂に集まったルウェリンたちの前で、パトロンが祝福の言葉を述べてアルマンダイトに手をかざすと光が現れます。
それを見たルウェリンは、この世にこれほど高貴な光があるなんて、と美しさに感銘を受けました。
その時、突然ルウェリンの身体に衝撃が走り、アスモデウスの烙印が復活したのです。
8話:色欲の烙印
祝福の儀式の最中に、再びあの感覚が現れてしまいます。
アルマンダイトが神の祝福を与えられ、皆の祝福に包まれました。
しかしルウェリンはアルマンダイトと目が合うだけで、さらに烙印が反応してしまいます。
目を逸らしてその場から立ち去ろうとしたものの、アルマンダイトは追ってきて話しかけてきました。
後援者である自分を公式の場でも無視するのかとアルマンダイトは言い、数日後に行われる乗馬会のために用意したものがあると話し出します。
しかしルウェリンは、私のために何もしないで欲しいし赤の他人だと思って欲しい、それが何より私のためなのと叫びます。
そんなことできるわけがない、とアルマンダイトは傷を負った表情を見せました。
それでも無視しようとするものの手を掴まれ、もう耐えられず欲に走りそうになってしまいます。
完全に落胤に支配され、アルマンダイトに顔を向けて近づこうとしたその時、パトロンが現れました。
我に返ったルウェリンの熱は引いていきました。
9話:司祭の祝福
王女様にお目にかかりたいとやってきたパトロンに誘われ、お茶をすることになりました。
パトロンの部屋に招かれ、お茶を入れる姿を見ていたルウェリンは、目があって微笑まれただけで身体が反応してしまいます。
なぜ私に会いに来られたのですかと尋ねると、特に理由はなくただお会いしたかったのですとパトロンは答えました。
そしてこれからはエルネルと名前で呼んでくださいと言います。
ルウェリンは、エルネルがアルマンダイトに祝福を与えた場を目にした時の感動を話しました。
するとエルネルはルウェリンにも祝福を与えましょう、パトロンの判断でいくらでも与えることが可能なのですと言います。
とはいえ、ルウェリンは何も返せるものがないのだと言うと、ただ王女様に好意を示すためですとエルネルは答えます。
しかし祝福を与えようと手をかざして光が現れたところ、呪いの烙印が反応して衝撃が走りました。
その様子を見たエルネルはアスモデウスの呪いだと気がつき、手伝ってあげましょうか、と言い出しました。
10話:背徳の司祭と秘密の寝室
ルウェリンにかけられたのは、アスモデウスの呪いであり、誰かと体を重ねることでしか解消されないとエルネルは説明しました。
そしてエルネルが祝福を与えたことで、体の中で烙印と祝福の力が衝突して熱くなっているのだと言います。
しかし、司祭は純潔を守らなければならない存在のため、ルウェリンはエルネルに迷惑になると固辞します。
するとエルネルの父は、なんと教皇なのだと打ち明けました。
教皇の隠し子である自分は、女性と体を重ねることは問題ないと穏やかに話します。
長く抗っていたルウェリンはとうとう助けてください…と言います。
そして寝室へ…。
11話:棘だらけの王女
2人は体を合わせて甘い夜を過ごしました。
眠るルウェリンを見守りながら、エルネルは従者に衣類を運ぶように命じました。
従者はまた女性と…と呆れるものの、従うしかありませんでした。
実はエルネルは教皇の最側近だが、その裏で黒魔術師をも配下に納める人物でもありました。
ブリジェント国に来た理由も、彼に屈していない黒魔術師たちに罰を与えるためなのです。
翌日、ルウェリンは食事に誘われエルネルの邸宅を訪れます。
立場を考え私たちは距離を置くべきですと主張するルウェリンに、人を信用できず棘がありすぎるとエルネルは指摘しました。
そして聖国のパトロンとして、好意を抱いた1人の人間として、烙印を消すことに協力したいと申し出ました。
12話:だからあんな奴と寝たのかよ?
エルネルによれば、烙印の周期は10日から半月ほど、また烙印と神聖力が対立関係にあることから、神聖力を感じると発現するのです。
エルネルは烙印を押された場所や時期を尋ね、少しブリジェントを離れて調べてきますと言います。
そして烙印が発言したら手紙で知らせるように、とも言って去っていきました。
ルウェリンはその言葉に、少し心の荷が降りたような心地になりました。
その後にアルマンダイトが現れ、突如ルウェリンと結婚をするつもりだと、昔に交わした約束を守りたいと口にしました。
そんなアルマンダイトに対し、ルウェリンはあなたを憎んでいると告げます。
過去に何か約束をしたのだとしても、この5年で過去など全て忘れた、公爵ももう忘れてくださいと冷たく言いました。
それを聞いたアルマンダイトはカッとなり、叫びました。
「だからあんな奴と寝たのかよ!」
13話:乗馬大会
アルマンダイトはルウェリンを見張らせていたため、エルネルの部屋から一晩中出てこなかったことを知ったのでした。
お茶をしていた際に体調を崩して寝込み、看病をしてもらっていたとルウェリンは嘘をつきます。
もともとアルマンダイトがルウェリンに会いにきた理由は、乗馬会へ誘うためでした。
その乗馬会の日、王族の席で観覧していたルウェリンでしたが、パメラに勧められて乗馬をすることになってしまいました。
乗馬所へ行くとトリスタン・ザヤードが乗馬服姿で立っていました。
その姿に似合っているとルウェリンが思わず口にすると、ザヤードは少し照れた様子を見せます。
パメラの付き人の1人が乗馬を教えて欲しいとザヤードに言うと、ザヤードは令嬢に教えたいという騎士は大勢いるので自分が教える必要はないと断ります。
さらに王女様が乗馬をするのならお付き合いします、と付け加えた。
14話:取り戻した栄光
捨てられた王女のルウェリンと話すと注目を集めてしまうため、人と親しく話すことは避けていました。
そのためザヤードがルウェリンを慕うような発言をしてしまったため、乗馬服を褒めたことを後悔します。
そこへアルマンダイトが現れてさらに目立ってしまい、結局ザヤードに案内をしてもらいました。
ザヤードの申し出を断り切ることもなく、これでよかったとルウェリンは思います。
馬に近づくとルウェリンには聞き覚えのある声が聞こえました。
幼い頃からルウェリンが可愛がっていた、ヴィセルク家の馬・サークル(白馬)でした。
ルウェリンはサークルに乗ろうとすると、久し振りなのに危ない!とザヤードが止めようとします。
しかしアルマンダイトが制止しました。
5年前までは王女がいつもこのように主人公だったのだと優しい目をしながら言うのです。
サークルとルウェリンは障壁を軽々と飛び越えて見せ、観衆は5年前の王女様を見ているようだとルウェリンを称賛しました。
しかし、その様子を見たパメラは怒り、ルウェリンの名を叫びました。
15話:彼らの約束
パメラはこの乗馬会で、自身の権力をさらに強めるための計画があったのです。
反乱の鎮圧のために王宮を離れているブリオン公爵が帰還するまでに、勢力を集めるためエンポリ伯爵の娘を引き立てる予定をしていました。
それなのにルウェリンが注目されて輝くと、計画が崩れてしまうのです。
パメラはアルマンダイトも邪魔者だと、王都から追放すべきかとも考えます。
しかしブリオン公爵に対抗できる力が欲しいために、手放すことはできないと考えていました。
さらにアルマンダイトのヴィセルク家は”五つの一族”に属し、追い出してしまうと残りの家門が黙っているはずがないのです。
またバスティアンは、怒りをあらわにした母の顔を見て、ルウェリンの邪魔をしないでくださいと言い放ちました。
そのうちの一族、ガトリンガー侯爵を尋ねたヴィセルク。
ガトリンがー侯爵は、王女擁立のために国王と王太后の首を取るのかと尋ね、ヴィセルクは否定しませんでした。
そしてブリオン公爵さえ排除すれば、パメラに勘づかれても構わないと答えます。
王女に資質があるのかと尋ねられると、アルマンダイトは資質を持たせる予定だと言うのです。
ガトリンガー侯爵は、脂質を持たせる方法を知るためには、かつて王女の親友であり今は女性伯爵になったサンドビューレンを尋ねろと告げます。
また、モード伯爵家に関する件はどうするのか?と尋ねると、資格のないものが奪っていったものを取り戻さないわけにはいかない、とアルマンダイトが答えます。
さらに、アルマンダイトのヴィセルク家は王女の母の敵なのになぜ諦めないのかと聞くと、約束したからです、と答えました。
最後に、前王妃が処刑された時テサリアはなぜなんの動きも見せなかったのか?と聞きました。
テサリアの高貴な王女を処刑したのであれば戦争が起こってもおかしくないはずだと。
しかしアルマンダイトは、テサリアは弱小国だからなのでは?と答えながら去るのでした。
15話では多くの貴族の名前が次々に出てきちゃった。
それぞれの関わりやしがらみがいくつも語られて、結構複雑。
16話:王の記憶
乗馬会の翌日、昔のようで楽しかったけれども注目を集めてしまったのは危険だったとルウェリンは思っていました。
するとアルマンダイトが馬を連れて現れ、ルウェリンに厩舎でこの子と乗馬を楽しむといいと言います。
アルマンダイトはルウェリンに特別な想いを抱いているような様子を見せます。
そして、昔ルウェリンが馬の乗り方を教えてくれたことを思い出すと懐かしそうに話しました。
その夜、馬を贈ってくれたお返しを考えていたルウェリンは、倉庫にある紅茶を見に行くことにしました。
離宮の廊下を歩いていると、不審な様子を感じます。
その途端、何者かが背後から現れて口を塞いだのです。
17話:真夜中の襲撃者
背後から捕らわれた何者かが、ルウェリンの首筋にキスをしました。
すると烙印が反応して大きな衝撃が走り、気を失ってしまいます。
そして気がつくと何もない部屋に転がされ、口に布を縛り付けられ服を破られてしまいます。
襲われるかの瞬間…!ドアを叩き王女を呼ぶ声が聞こえました。
何者かは舌打ちをして黒い煙となって姿を消しました。
ドアの向こうからやってきたのは、偶然ルウェリンに渡すものがあり訪れてきたザヤードでした。
部屋まで戻るルウェリンに付き添い、一旦外で見張ることにしますが、ルウェリンの辛そうな様子を感じてザヤードは部屋に入っていきました。
18話:真夜中の襲撃者2
部屋に入りベッドに近付いたザヤードは、ルウェリンの後ろから肩に手を添えて、私がずっと王女様をお守りしますと言いました。
翌朝、ザヤードは昨夜の護衛の甘さを指摘するため、白騎士団のデイラル伯爵と言い合っていました。
襲われそうになったことを秘密にしておいて欲しいとルウェリンにも言われているため、堂々と責めることができずザヤードはもどかしく思うのです。
しかし、白騎士団は貴族を中心に編成されているため、王太后パメラの私兵のようなものだったことも、ザヤードは懸念していました。
そこで騒ぎを聞きつけた陛下に、赤騎士団での王女の護衛を直接申し出ました。
すると陛下は昨夜の侵入者は黒騎士団が捕えたそうだな、と口にします。
国王直属の護衛である黒騎士団が、なぜそこまで早く侵入者を捕らえられたのかとザヤードは訝しむのでした。
19話:捨てられた王女の境遇
しばらく伏せっていたルウェリンが、数日ぶりに外に出るとバラ園でエルネルの手紙を見つけます。
近いうちに直接お目にかかりますと書かれているのを読み、嬉しく思います。
するとそこへザヤードが騎士団を率いて現れ、王女の護衛をすることを伝えました。
バスティアン陛下に謁見した時、ザヤードはなぜ黒騎士団があれほど早く侵入者を捕らえられたのかを尋ねていました。
陛下の答えは、白騎士団の粗末な護衛を把握しており、妹の安全を案じていたため黒騎士団に時折離宮の様子を見るよう指示していたのだというものでした。
そして今回、ルウェリンの身を案じ護衛を申し出たザヤードを信じてみよう、と国王陛下から赤騎士団に護衛を命じることになったのです。
ルウェリンは離宮の様子を確認させていたという兄の配慮に感激します。
しかし一方で、志を持って騎士団に入団した者たちが、捨てられた王女である自分の護衛を命じられたことを申し訳なく思います。
そしてあえて冷たい言葉で応じたのでした…。
20話:その傷は一体?
パメラに呼び出されたルウェリンは、騎士団の護衛をつけるとは何様かと問い詰められます。
そして服装が粗末だから王族とわからず襲われたのよ!とパメラがドレスを投げつけます。
ドレスの装飾がルウェリンの頬に当たって切れてしまいました。
部屋に戻ったルウェリンは烙印が熱くなり出したのでエルネルに手紙を書きました。
するとアルマンダイトがやってきました。
襲撃のことをすぐに知らせなかったことを怒ってやってきたのでしたが、頰のキズを見ると今度は涙を流しました。
まとめ
捨てられた王女の秘密の寝室の全話ネタバレで、1話〜20話をご紹介しました。
烙印に支配されるルウェリンは非常に辛そうですが、耐えきれず身体を重ねる様子はとっても甘い雰囲気ですね。
また、ルウェリンがあえて孤独を選び、周囲に冷たく接している様子に心が痛みますね…。
アルマンダイトが後援者となったり、赤騎士団が護衛についたりエルネルと親しくなったりと、ルウェリンには少しづつ変化が訪れている様子ですよね。
これから先、ルウェリンの立場や気持ちなど、どのように変化していくのかが楽しみです。
それでは、捨てられた王女の秘密の寝室の全話ネタバレ1話〜20話をお読みいただきありがとうございました!