『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』は素朴で明るい没落令嬢のエルサと、エリート貴族ユリウスのめちゃくちゃ甘い結婚ラブストーリーです。
なんと言ってもエルサの人としての魅力が非常に高く、ピュアで明るく前向きな姿に癒されながら、ユリウスとのやりとりにキュンとする作品です。
今回はそのネタバレや、原作情報についてご紹介したいと思います!
「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきますネタバレ全話!
それでは各話の内容をご紹介していきますね。
ネタバレとなりますので、まだ漫画を読んでいない方はご注意ください!
ネタバレ1話:エルサの縁談
没落貴族令嬢のエルサは、菜園で野菜を育てて配ったり、洋裁や家事をして日々を暮らす、素朴で明るく前向きな主人公です。
100年ほど前に悪政を行っていたユカライネン王家が、ラルト王国に攻め入り会えなく返り討ちにあってしまい、今や領地や財産を取り上げられて慎ましく暮らす公爵家の令嬢でした。
日々の食事はパンとスープという質素な暮らしの中で、19歳という適齢期であることから縁談を考えなければなりません。
また、弟のハンネスにもしっかりと教育を受けさせてあげたいと思っているエルサでした。
しかし突然に、エリートのロイアス公爵家令息のユリウスから結婚の申し込みが舞い込みます。
領地の保安強化や建物の補修、ハンネスの学費支援など数々の好待遇を条件とした縁談に、エルサは結婚を即決しました。
そうして結婚式の当日を迎え、初めてユリウスと顔を合わせます。
都会の貴族や結婚式はキラキラしていてエルサには眩しく、幸せな気持ちで過ごします。
パーティーの途中、挨拶に来たセラフィーナ・パルニラは美しくてエルサはうっとりとしますが、エルサの容姿を素朴と言われました。
しばし呆気に取られるものの、両親の喜ぶ姿などを見ていると、幸せな空気にまた包まれるのでした。
そして1日が終わり公爵邸へ戻った時、それまでとは違う冷たい声でユリウスが言いました。
「きみを愛するつもりなはい」
政略結婚とはいえ、華やかな結婚式直後に言われると…
さすがに淋しいよね…。
ネタバレ2話:結婚の利益
結婚式直後に衝撃的な言葉を告げられたのですが、エルサは怒ることも悲しむこともなく、納得をしました。
というのも、エルサにとってこの結婚は実家の負担を減らすため、ハンネスに教育を受けてもらうためのものでした。
ユリウスにとっても国の安定のためにした結婚だと言われ、お互いそれぞれ利益があることに喜んだのです。
ユリウスは両親が不仲な家庭環境で育ったため、結婚することに関心がありませんでした。
しかしこの結婚はユリウスが仕える第一王子アレクシスに命じられたものでした。
国の反逆分子がユカライネン家の血筋に目をつけ、エルサを狙っているとの情報を得たため、先手を打ったのです。
次期公爵夫人らしく振る舞うこと、ユリウスに干渉しないこと、人前では良い夫婦仲を演じることを条件にして、エルサは好きに過ごせることになります。
庭園の一部で菜園を作り野菜を育てたり、侍女たちと刺繍をしたり、思うままに充実した日々を過ごします。
そんなエルサにも次期公爵夫人であることからお茶会などの招待が届きます。
そのうちのひとつ、ユリウスの幼馴染であるリーコネン公爵家のレベッカのお茶会に出席を決めました。
どこまでも素朴で前向きで純粋で、
エルサには幸せな結婚をしてほしいなあ。
ネタバレ3話:ユリウスの幼馴染
ユリウスの幼馴染であるレベッカに合うことを楽しみにしていたエルサは、お茶会で初めて話したレベッカが優しそうな女性で安心します。
そして同じくやってきていたセラフィーナは、ユリウスに大切にされていることを話して聞かせて、エルサにマウントを取ろうとしました。
その態度を横で見ていたレベッカが嗜めてくれたことで、セラフィーナは体調不良を理由にしてお茶会を後にします。
自分を貶めようとしていたことのも気付かず、むしろ体調不良を心配するエルサを見て、レベッカはエルサの純粋さに惚れ込みます。
そしてエルサとレベッカはユリウスが恋愛に関心がなく情報収集という任務のために女性に接近していることなど色々とおしゃべりをします。
そして好きな食べ物がグラタンだということや、誕生日が来月だということを話して教えてくれました。
そこでサプライズでユリウスの誕生日を祝うことにしたエルサは、お祝いの食事とプレゼントを用意してユリウスを迎えたのです。
”干渉しない”という約束を破っちゃうかエルサは気にしてたけど、
誕生日を祝ってもらって嬉しいに決まってる!
ネタバレ4話:ユリウスの嫉妬
誕生日を心から祝ってくれたエルサに対し、形だけの契約結婚の妻のはずが、気になるようになってきていました。
そんな中、ラルト王国の建国を祝う向日祭が開催される日になります。
王都全体が向日葵で飾られ、記念式典には国内の貴族たちがみな出席してとても華やかなイベントなのです。
エルサの実家のユカライネン公爵家からは、弟のハンネスが出席していました。
ユリウスたち貴族が揃う式典に、バルニラ伯爵、セラフィーナの父が遅れて到着します。
バルニラ侯爵の周囲では怪しい動きがあり、ユリウスや第一王子アレクシスたちが警戒していました。
式典が無事終わり、ハンネスは久しぶりに会えた姉を誘って街に出かけてみることにします。
その頃、後片付けをしているユリウスに、セラフィーナが父の主催する夜会に招待しにやってきました。
夜会ではバルニラ伯爵の周囲を探れるかもしれないと考えているユリウスに、エルサが男性と街に出て行ったことを告げます。
エルサが他の男性と一緒にいるなどと信じたくないユリウスは、心がざわついて夜会の招待は断ってエルサを探しに向かいました。
街で見つけ出したエルサに駆け寄り、誰なのかとエルサに尋ねました。
急にユリウスが現れたことに驚くエルサは、にこやかに弟ハンネスを紹介するのです。
ユリウスは、自分の行動に恥ずかしくなり顔を真っ赤にしてしまうのです。
一方、夜会の誘いを断られたセラフィーナの手には、エルサがユリウスにプレゼントをしたカフスボタン一つ握られていました。
これまで人を好きになったことないんだろうなあ〜
他の異性と一緒なんて聞いたら、何も手につかないよね。
ネタバレ5話:宝物のオルゴール
ユリウスは誕生日プレゼントとしてエルサからもらったカフスボタンを落としてしまい、探し回っていました。
エルサも不注意で、両親からもらった代々受け継いでいるオルゴールを落として壊してしまいます。
修理業者を訪ねるために街へ行きたいとユリウスに頼むと、ユリウス自ら修理屋まで連れてきてくれました。
しかしラルト王国で作られたものではないようで、修理職人が見たこともない部品が使われているようで修理することができませんでした。
直すことができないとわかったエルサの悲しそうな表情を見て、ユリウスはそこでオルゴールを預かり、わざわざ国外へ出張に出かけてオルゴールを修理してきました。
さらにオルゴールと共に、同じ模様の髪飾りをエルサにプレゼントしました。
ユリウスはカフスボタンを無くしてしまったことをまだエルサに打ち明けられていませんでした。
その罪滅ぼしと、エルサに対して抱いている恋心からとった行動でした。
一方でエルサも、かつて両親がいつかエルサも愛する人とこのオルゴールを聴けるといいなと言われていたことを思い出して赤面するのです。
エルサにもユリウスに対して単なる家族以上の気持ちが芽生えたようです。
国外まで行って直してきてくれるなんて、献身的!
同じ模様の髪飾りのお土産も素敵〜!
ネタバレ6話:ユリウスのカフスボタン
エルサは初めて自分でお茶会を開催し、レベッカやセラフィーナも招待客としてお茶会にやってきます。
菜園でとれた野菜を使ったスイーツを準備してもてなし、レベッカは美味しく喜んでくれます。
お茶会での話題には、ユリウスとエルサとの仲のについても話しました。
レベッカは喜びながらばしく聞き、セラフィーナは内心で苛立ちながら聞くのでした。
しかし帰り際のレベッカと、ユリウスの誕生日にシャツとカフスボタンを贈ったことを話していると、セラフィーナがそのカフスボタンを返してきました。
しかもカフスボタンを渡しながら、向日祭の時に2人だけで一緒にいたような言い方をしました。
エルサは心に少しモヤモヤしたものを感じますが、しかし明るくお礼を言って受け取りました。
セラフィーナが計画していたようなエルサに屈辱を与えることはできないのでした。
その後、エルサはユリウスにカフスボタンを渡すと、ユリウスは大事そうに受け取ります。
ユリウスの様子に、キュンとした感覚を覚えるのです。
ユリウスの方は、セラフィーナから渡されたことも全く気に留めていないエルサに、自分は恋愛対象として見られていないのかとガッカリするのでした。
ある日、ユリウスの忘れ物の書類を届けるためにエルサが王宮へ訪れます。
偶然、セラフィーなの兄ヤルモに出逢って声をかけられたエルサは、ユリウスとの結婚の経緯を尋ねられました。
契約結婚であることは悟られないように、慎重に答えるエルサなのでした。
モヤっとしたもののセラフィーナを疑うようなことはしないんだね。
エルサは優しすぎるよ〜。
ネタバレ7話:エルサのキャロットケーキ
相手を疑うようなことがほとんどないエルサも、ユリウスとの関係について尋ねられて、警戒心を抱きながら話していました。
そんなエルサに対して、ヤルモは女性の噂が耐えないユリウスなので、心配だと言いました。
さらに、もし自分であればそのような心配な思いはさせないのに、と意味ありげな言葉を続けたのです。
ちょうどそこへハンネスがやってきて助け舟を出し、ヤルモとは別れることになりました。
ハンネスに警戒心のなさを指摘されながら執務室へと到着したエルサは、忘れていった書類と差し入れのキャロットケーキを受付の女性にことづけました。
そして仕事の邪魔にならないように帰ろうとしたところへ、ちょうど戻ってきたユリウスとバッタリと会うのです。
一緒に戻ってきていたアレクシスは、ユリウスとエルサの雰囲気にニヤニヤしながら、大事な資料を届けてくれた奥方にお茶くらい出すようにとユリウスに命じました。
執務室の応接室で、野菜嫌いなユリウスのためにエルサが考案したキャロットケーキでお茶をします。
キャロットケーキを美味しいと喜んでくれるユリウスを見て、エルサは良かった、と幸せそうに微笑みます。
エルサの笑顔を見て、なぜ当たり前のように寄り添ってくれるのだろうと思いながら幸せに浸るのです。
そしてさらに一緒に過ごしたいという気持ちが強くなり、今日のお礼に週末どこかえ出かけようと誘うのでした。
エルサの当たり前が、優しくて癒されるんだよね〜。
ネタバレ8話:ユリウスの告白
週末のデートには、植物が好きなエルサのことを考えて、植物園に行くことに決めました。
ユリウスはエルサとのデートの時間を作るために、睡眠時間を削って激務をこなし、この日を迎えます。
デート場所は大当たりで、エルサは心から楽しそうにニコニコしてユリウスと園内を見てまわります。
エルサの様子に、ユリウスは心のときめきを隠し切ることができず、突然に立ち止まりました。
そしてエルサに対する自分の気持ちを伝えようとしますが、そこへ偶然にもヤルモが現れて中断してしまいます。
聞けばこの場所はパルニラ伯爵家の出資によって開演された植物園だったのです。
しかも自分の知らないところで、注意人物として見ているヤルモと自分の妻が知り合いになっていたことも衝撃でした。
そこへ急に空の雲行きも怪しくなり、大雨が降り出してしまい、最悪なデートになってしまったと嘆きながら雨宿りをします。
しかしユリウスに対してエルサは笑顔で今日がとても楽しかったことを感謝してくれました。
そんなエルサに対してもう一度、自分の妻がエルサで良かったと伝えようとするのですが、今度はお雨の音でかき消されてしまうのでした。
さらに激務の中で睡眠時間を削っていたユリウスは、大雨に降られたことで、帰り道で高熱を出してしまうのでした。
うまく伝わらない告白がじれったい!
でもそんなウブなユリウスも素敵。
ネタバレ9話:ユリウスの幸せ
高熱でうなされるユリウスは、幼い頃の夢を見ていました。
それは母と2人で外出していた時、偶然にも父と見知らぬ女性が仲睦まじく歩く姿、つまり不倫現場を目撃してしまった過去なのです。
そんな苦い思い出の夢から目覚めると、エルサの心配そうな顔が見えます。
エルサはユリウスにずっと付き添い、野菜ジュースをあげたり薬を飲ませたりと、献身的に看病します。
翌朝目覚めると、ベッドの脇で眠っているエルサがいたことにユリウスは静かに感動するのです。
自分にもかけがえのない家族ができたことを、幸せに思うのでした。
そうしてエルサの献身的な看病もあって仕事に復帰したユリウスは、アレクシスから仕事を頼まれました。
それはパルニア家の夜会に潜入調査に言ってほしいという内容です。
パルニア家では国の反王制派が集っている様子であり、どんな人物が出席しているのかを調べてほしいというのでした。
そして夜会に出席するということは、ユリウスと共にエルサも出席することになります。
ユリウスはエルサにその仕事の内容や重要性を説明し、エルサはしっかりと準備をして夜会に臨ことにしたのです。
エルサの素直で純粋な心が、
ユリウスの冷えた心をあたためたよ!
ネタバレ10話:初めての夜会
反王制派が集まる夜会に参加するユリウスとエルサは、初めての夜会となるエルサのために、ユリウスがドレスを選んでくれていました。
夜会にはレベッカや、ヤルモに招待されたハンネスも出席していました。
そこへ現れたセラフィーナは、ユリウスに紹介したい人がいるのだと言い、エルサを残してユリウスを連れていってしまいます。
しかし仕事のためだと理解しているエルサは、1人で令嬢たちに挨拶して社交回りをするのでした。
ふと窓辺に行くと、バルコニーで話すユリウスとセラフィーナの姿が目に入ります。
同じようにバルコニーにいる2人を見た令嬢たちが、エルサはお飾りの妻であり、ユリウスの本命はセラフィーナなのだと噂をし始めます。
目の前の2人の姿や、令嬢たちの声にエルサは胸が痛むものの、なぜ痛むのか理由がわかりませんでした。
一方でユリウスは、セラフィーナと話していてもエルサの笑顔が目に浮かび、エルサと話したいとばかり考えているのです。
そこへ突然、ハンネスがユリウスを呼びにやってきたのでエルサの姿を見てみると、酒に酔った男性にエルサが絡まれているのです。
ユリウスはすぐさまエルサの元へと駆けつけ、彼女は私の妻だと叫びます。
エルサは、実はヤルモが差し向けた子爵に絡まれていましたが、ユリウスがエルサを抱き寄せて会場を後にしたのです。
帰り道のユリウスは愛おしそうな表情で、ドレスがとても似合っていることをエルサに伝えました。
後日、勝手に帰ったことの謝罪と、妻に誤解を与えたくないので今後配慮してほしいと伝えるために、ユリウスはセラフィーナに会いました。
用件だけを言いさっさと帰っていくユリウスを見たセラフィーナは、屈辱感に怒りを増大させていくのでした。
ユリウスにとって、エルサは大事な存在なんだって、
はっきりわかったんだろうね。
ネタバレ11話:エルサの誕生日
夜会で絡んでいたヘルコ子爵は、元々素行が悪く、鉱産純度を偽装していたことをユリウスに暴かれて家門の責任を問い詰められていました。
夜会でヤルモがけしかけて来たことでユリウスに目をつけられており、ヤルモに助けを求めましたが、切り捨てられます。
そんなヤルモは、妻が大事だとユリウスから聞かされて怒り叫び、悔しがっている妹セラフィーナの様子を目にしました。
妹を慰めながらも、ヤルモはユリウスの心はエルサにあるのだという事を確信しました。
つまりそれはこれまで弱点のなかったユリウスに、ようやく弱点が見つかったという事です。
ヤルモが不穏にほくそ笑んでいるとはつゆ知らず、ユリウスは夜会での成果やヘルコ子爵についてアレクシスに報告します。
その後ユリウスは城内でハンネスに偶然出会うのですが、その時ハンネスからエルサへ誕生日プレゼントを渡して欲しいと渡されました。
誕生日を知らなかったユリウスは、自分が祝ってもらったようにエルサの誕生日も祝いたいと考えて、ハンネスからエルサの好きなものなどを聞き出します。
ユリウスは仕事に追われて多忙な中、に睡眠時間を削ったり仕事を調整したりして、エルサの誕生日を祝うために頑張ります。
そして当日も仕事に行ってから、エルサとの待ち合わせ場所にあわててやってくると、エルサを国立芸術劇場へと連れて行きました。
ユリウスからエルサへの誕生日プレゼントは、エルサの好きなラブロマンス小説のオペラです。
オペラを見終えた後、エルサは感動と興奮に包まれながら、ユリウスにお礼を言いました。
ユリウスは、生まれてきた日は特別なことや、祝い方を君が教えてくれたのだとエルサに言います。
さらに、こんなふうに誰かの誕生日を祝いたいと思ったのは初めてなのだということを、ユリウスはエルサを見つめながら告げるのです。
エルサはその言葉にさらに喜びに包まれるのでした。
こんなプレゼントに、心のこもった言葉をかけられて、
ほぼ愛の告白なのでは??
ネタバレ12話:すれ違う2人
ある日、エルサは菜園に植える新しい野菜の種や苗を買いに街へ出かけました。
その買い物の後、ふと教会に目をやると、併設された孤児院が目に留まりました。
すると施設を管理している男たちが、人手や資金が不足する中で孤児院維持のために子供達に労働をさせろ、と孤児院院長に詰め寄っているところです。
エルサはいても立ってもいられず、ちょうど貼られていた教員募集の張り紙を見ました、と院長に明るく話しかけました。
ユリウスはというと、相変わらず激務に追われていて、さらに長期出張行ってくれないかと言われていました。
しかし長期間エルサに会えないのは嫌なユリウスは、出張を回避位するために凄まじいほどの業務量を毎日こなしているのです。
その日、仕事から帰るとエルサがソファで眠ってしまっていました。
疲れているのだろうと思って、エルサが起きるのを待ちながらユリウスは仕事の資料に目を通していました。
そしてエルサが目覚めると、居眠りしていたことに慌ててしまいますが、ユリウスの優しい笑顔にホッとします。
そして野菜の苗を買いに出かけた事を話し、続いてボランティアで孤児院の先生をすることになったと話そうとします。
しかしその瞬間、エルサのお腹がぐぅと鳴ってしまい、そのまま夕食にすることになってエルサは孤児院のことを話しそびれてしまいました。
その後も話すきっかけが見つからないまま数日が経ち、ある時エルサが街に行ったのだと思ったユリウスは迎えに出かけました。
するとなんとエルサとヤルモが仲睦まじそうに話しているところを目撃してしまうのです。
子供の頃に父親の不倫現場を見てしまったユリウスは、過去のトラウマが蘇りひどく傷ついてしまうのでした。
トラウマのあるユリウスには、この目撃は辛そう…
エルサを信じてあげてほしいのに!
ネタバレ13話:ユリウスの大きな愛
エルサが浮気をしているのだと思ってしまったユリウスは、部屋に閉じこもったまま出て来ず、翌朝もそのまま仕事に向かってしまいます。
エルサもユリウスの様子がいつもと違うとはわかっていましたが、ユリウスに話しかけようとしてもすぐに逸らされてしまうのです。
仕事をしていてもエルサのことが気に掛かって失敗ばかりしてしまい、ユリウスは少し休憩することにして城内の庭に出ました。
ちょうどそこへ、エルサがボランティアで働く孤児院のシスターがやってきました。
実はシスターは、国からの運営費を増額して欲しいとお願いするために城にやってきていたのです。
そしてユリウスを見かけたシスターは、エルサが来てくれたことで孤児院が活気づいたことを話したのです。
そこでユリウスは自分が大きな勘違いをしていたことに気がつきました。
そしてエルサの優しい心に感動し、力になりたいと考えてなんと孤児院をすぐさま買い取ったのです。
ある日、エルサがいつものように孤児院へ向かうと何も聞かされていなかった工事が始まっているのです。
まさか閉院されてしまうのかと動揺するエルサの前に現れたのは、なんとユリウスです。
エルサはユリウスが孤児院を買い取ったこと聞くと感動し、何も伝えずにボランティアの先生を初めてしまったことを謝りました。
ユリウスは自分こそエルサを避けていたことを謝り、そして過去のトラウマについても打ち明けます。
さらに、他の男がエルサに近づくことが許せないのだとユリウスは伝えたのです。
勘違いに気づいたユリウの挽回がすごい。
ますます溺愛してきてる!
ネタバレ14話:ユリウスの変化
学生の頃、ユリウスは名門のパブリックスクールに通い、非常に優秀な成績をおさめていました。
そんなユリウスと同級生であったヤルモは、ユリウスをライバルだと思い死に物狂いの努力を重ねて成績を競ってきていました。
実はヤルモは孤児院で育ったのです。
今の父親の弟が、平民の娘と駆け落ちして生まれたのがヤルモでしたが、両親は強盗に襲われて他界していました。
そのため孤児院で暮らしていたところ、セラフィーナ一人娘しか授からなかったパルニラ伯爵が、家門を継がせるためにヤルモを引き取ったのです。
劣悪な環境だった孤児院には戻りたくない一心で、またパルニラ伯爵に捨てられてしまわないように、ヤルモは必死に努力をしたのです。
しかしいくら努力してもユリウスよりも優秀な成績をおさめる事ができず、生まれ持った血や環境の違いなのかと自分の出生を恨むまでにもなったのです。
それまで成績は競うもののユリウスと話した事がなかったヤルモでしたが、ある時ふと図書館で出会ったので声をかけました。
ユリウスも当然自分のことを認識しているだろうと思っていたヤルモでしたが、なんとユリウスは全く彼のことを知りませんでした。
君は誰だっけと、と返された言葉に大きな屈辱を味わったヤルモは、その後もずっとユリウスに対して敵対心を抱くようになったのです。
かつてユリウスは周囲に関心がない冷淡な人間でしたが、エルサに出会いあたたかな心に触れて、変わってきていました。
孤児院で働くエルサを頻繁に迎えに行き、エルサのボランティアを応援し、温かく見守っているのです。
昔の夢を見ていたヤルモが目を覚ますと、そんなユリウスが孤児院を買い取ったのだと知るのでした。
今ではすっかりエルサに惚れ込んでるユリウスだけど、
元はと言えば冷たく淋しい人だったんだね。
ネタバレ15話:考えこむエルサ
ユリウスが考えた寄付金を募るバザーが孤児院で開催され、エルサはレベッカにも手伝ってもらってクッキーを販売します。
ユリウスは仕事があったためバザーに参加することはできませんでした。
そんなバザーの最中に、孤児院で暮らす男の子・オリバーがエルサに真剣な告白をしてきます。
オリバーは普段からエルサを慕っていましたが、本気で好きだと思っているようなのです。
しかしエルサが大人な対応をし、オリバーはエルサがユリウスと結婚していることを知りました。
ショックを受けるオリバーをなだめるため、姉はエルサとユリウスの2人は愛し合っているから結婚したんだよと声をかけていました。
エルサはオリバーの姉の言葉が引っかかって、自分たちの結婚について改めて考え込んでしまいます。
仕事に出ていたユリウスは、アレクシスから1週間の長期出張を命じられていました。
整備計画の途中であるクレーサー地方は、ヤルモが横槍を入れてきていることで計画があまり進んでいないのです。
そこでクレーサー地方を担当しているユリウスが直々に視察に行くようにと言われたのでした。
1週間もエルサと会えないなんて耐えられないユリウスは、なんとそこでエルサを連れて出張に行くことにしたのです。
同じ頃、クレーサー地方に財政支援をしているヤルモの元へ、地方の領主が訪ねてきて欲しいと要請を受けていました。
1週間を我慢できないユリウスは
どっぷりとエルサを溺愛しちゃってるよね…!
ネタバレ16話:2人で地方へ出かける
ユリウスとエルサは、クレーサー地方の領主であるエスコラ子爵邸に到着します。
クレーサー地方はエルサの故郷ととても雰囲気が似ていて嬉しそうに景色を眺めていました。
ユリウスも、そんなエルサを嬉しそうに見つめる穏やかな時間が流れます。
エスコラ子爵とユリウスが明日からの視察について打ち合わせている間に、エルサは子爵の娘ニーナに庭を案内してもらいました。
孤児院の先生であることもあり、またエルサの本来の穏やかで明るい性格もあり、少し話しただけでニーナはエルサにとても懐きます。
また夕食の準備を手伝ったエルサは、ニーナの苦手だという野菜を美味しく調理し、ニーナも美味しく食べられたりと明るい雰囲気です。
そんな様子でエスコラ子爵と妻、ニーナの3人と和やかな夕食時間を過ごしました。
そしてその後、ようやく滞在部屋に案内されますが…その部屋にあったのは大きなダブルベッドが1台なのです。
2人がゆっくりと一緒に過ごす時間ができて
むしろ同伴出張アリかも。
ネタバレ17話:ダブルベッド?
契約結婚をしたエルサとユリウスは、今まで一緒に眠ったことはありません。
しかし夫婦で訪れているために、別の部屋を頼むと怪しまれてしまいます。
エルサは一緒に眠ればいいのではと提案しましたが、ユリウスはソファで眠ることにしたのでした。
翌朝2人で朝食をとっていると、エスコラ子爵がなんとヤルモを連れて挨拶にやってきます。
実はヤルモは、今度予定されている議会選の出馬に向けて、票集めのためにエスコラ子爵を取り込もうと考えてやってきていました。
そのためエスコラ子爵の手前もあり、ヤルモはにこやかにユリウスやエルサに話しかけます。
エルサと2人で幸せな時間を過ごしていたユリウスは、ふと現れたヤルモに対して明らかに冷たい雰囲気です。
そのままクレーサー領地の視察に行くことになり、にこやかに接するヤルモと、冷めた空気のユリウスに戸惑うのでした。
視察の後には領地のお祭りが開催され、エルサたちも参加しました。
そして名物と言われた、願い事が叶うという飾り紐を購入しました。
ユリウスの願いはエルサに名前で呼んで欲しいというもので、それを知ったエルサはユリウスを名前で呼びます。
大好きなエルサから名前で呼んでもらったユリウスは嬉しそうに微笑むのでした。
お願い事が”名前で呼んでもらう”って
可愛すぎるよ!
ネタバレ18話:ヤルモの企て
飾り紐のお願いごとで、初めてユリウスを名前で呼んだエルサでしたが、喜ぶユリウスと同じくエルサもドキドキしていました。
そのためか、ユリウスの名前を呼ぶと抱きしめられる、という夢を見てしまったエルサは目覚めてからも緊張が止まりません。
ユリウスを名前で呼ぼうとして、夢を思い出してしまってエルサは赤面してしまいます。
ユリウスはそんなエルサに対し、ゆっくり名前で呼んでくれたらいいよと優しく話しかけるのでした。
その後、エスコラ子爵と再び視察に出かけるユリウスたちでしたが、なぜかまたヤルモが同行してきます。
エスコラ子爵とユリウスが打ち合わせをしている間に、エルサは孤児院の子供達のために飾り紐を買おうと考えていました。
しかし飾り紐を買いに出かけるエルサに、ヤルモが強引に一緒についてきてしまいます。
しかもヤルモは従者を言いくるめて、エルサと2人きりになれるように仕向けていたのです。
閉じ込められるふりをして2人だけになったヤルモは、エルサの心に揺さぶりをかけてくるのです。
こんなに初々しい2人を邪魔しようとするヤルモが許せない〜!
ネタバレ19話:エルサの本音
ヤルモは2人が政略結婚であることを指摘し、エルサはユリウスに利用されているだけなのではないかと問いかけてきます。
いつものエルサであればにこやかに対応するのかもしれません。
しかし先日開催したバザーで、自分たちの結婚について考え込んでしまったこともあってか、エルサは「きみを愛する気はない」とユリウスに言われた言葉を思い出してしまいました。
エルサは次第にユリウスに惹かれてきていたため、ヤルモの揺さぶりに動揺してしまいます。
そこへ、エルサがヤルモとともにいなくなってしまったと気がついたユリウスが、エルサを探しにやってきました。
扉を蹴破って中に入ったユリウスは、エルサの目に涙が流れていることに気がついてヤルモを問いただします。
しかし、目にゴミが入っただけだとエルサが誤魔化したため、ユリウスはそれ以上追求しませんでした。
実はこの時、エルサは契約結婚ではなく本当にユリウスに愛されたいと思ってしまい、泣いてしまったのです。
お互い本当は想い合っているのに、うまく相手に伝えられないままこじれてしまい、視察を終えて自宅へと帰ったのでした。
思わず泣いちゃうエルサの心がとってもピュア!
ユリウスはとっくにエルサを愛しているよ!
って教えてあげたい…
ネタバレ20話:友人夫婦の愛
視察旅行から戻ったユリウスは、エルサとゆっくり2人で話す機会ができないままでした。
しかもエルサがヤルモと仲を深めてしまうなどという夢を見てしまい、うなされてしまいます。
どうにかしたいと思っていたところに、レベッカが突然エルサを尋ねてやってきます。
実は夫のエドモンドが自分のことなど愛していないのではないかと思って家出をしてきたというのです。
仕事が忙しい様子で結婚記念日に連絡もなく帰って来ず、さらに浮気をしているのではないかともレベッカは疑っているのでした。
エルサの方も、自分は契約結婚ではあるものの、不安な気持ちはよくわかると言ってレベッカを慰めます。
そうしてレベッカはしばらくの間、ユリウスの屋敷で暮らすことになりました。
エルサはいつもレベッカと一緒にいるため、視察から戻って以来、エルサとゆっくり話せていないユリウスはヤキモキしてしまいます。
そうしているうちに、エドモンドがレベッカを探してやってきました。
エドモンドは天文観察で新しい星を見つけることに夢中で、見つけた星にはレベッカの名前をつけようと没頭してしまっていたのだと理由を話しました。
そうしてレベッカとエドモンドは仲直りをして帰って行きました。
ユリウスは2人で話したいとエルサをお茶に誘うのでした。
2人とも、お互いへの想いがかなり募っているよね。
ユリウスはようやく自分の気持ちを伝えるのかな!
「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきますの原作小説はある?
とっても素敵な令嬢物語なので、もしかして原作の小説があるのかも?と思う方もいらっしゃるようですね。
しかし、この作品には原作小説はなく、漫画がオリジナルのストーリーです。
ストーリー展開と絵柄がマッチしてこの素敵な世界が作り出されています!
ぜひ漫画で2人の世界を味わっていただければなと思います。
「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます最終回の結末はどうなる?
お互いとってもピュアで、なかなか進展していかない2人ですが、この先はどうなっていくのでしょうか。
まだ気持ちも伝え合えるかどうか…と言ったところですが、これから先を予想してみたいと思います!
あくまで”予想”ですので、参考として見ていってくださいね。
最終回の結末予想①ユリウスが改めてプロポーズする
愛のこもったプロポーズをしてほしい!
第1話で描かれたのは、突然エルサの実家に公爵家から届いた結婚の申し込みでした。
そこには実家の領地のことや弟のハンネスの学費など、さまざまな好条件が書かれていましたよね。
そのために即決で結婚を決めたエルサでした。
どんな旦那様なのかしらとドキドキしながら会ったのは、契約結婚として「きみを愛する気はない」と言い残す旦那さま…。
夢見がちかもしれなくても、愛されて「結婚してください」というプロポーズに憧れる女子は少なくないですよね。
そこでユリウスにはちゃんとしっかりエルサに向かってポロポーずしてほしいなと思い、胸キュンなプロポーズをすると予想します!
きっとエルサは満面の笑みで受け入れてくれるはずです!
最終回の結末予想②エルサとユリウスの子供が生まれる
エルサとユリウスは子宝に恵まれて子沢山で幸せに暮らすかも!
気持ちを伝え合って、そこからもきっとドキドキしながらあ互いに触れて、一緒に眠って…。
まだまだ気が遠くなるような、先が長そうな2人ですが、愛し合っていることは明らかですのでいつか深い仲になりますよね。
そしてそんなほんわかした2人には、子供がとっても似合う気がします。
そもそもエルサは孤児院で先生をしていて子供達と接することはとても好きそうですよね。
純粋なエルサはとってもいいお母さんになるに違いないでしょう。
1人は言わず、2人・3人とたくさん子宝に恵まれるエルサとユリウスの未来を予想します!
最終回の結末予想③セラフィーナはどうなる?
セラフィーナは最終的にユリウスを諦めるかも!
セラフィーナはエルサがユリウスと結婚した初めから、ユリウスとの仲を見せつけてきていましたね。
ユリウスとの仲の良さを話して聞かせてマウントを取ろうとする、かなりの強気な態度でした。
またユリウスが落としてしまったカフスボタンを、あたかも一緒にいたかのように渡して返してくるなど、かなり意地悪ですね…。
エルサとユリウスが夜会に出席した時には、ユリウスに接近して話しかけて、噂されるほどでした。
天真爛漫で明るいエルサも、さすがにその様子には心を痛めていました。
しかしユリウス自身から、エルサを大切にしたいからこれからは配慮してくれと言われたことで激怒しましたよね。
プライドが高く勝ちきなセラフィーナは烈火の如く怒り狂いました。
エルサに対してたとえば悪い噂を流したり、損な役回りを押し付けたりなどの嫌がらせをしてくるかもしれないですよね。
しかし簡単に人を好きになることがなさそうなユリウスが、キッパリと言い切ったことから、これから先セラフィーナには希望はな誘うです。
最終的にはユリウスを諦めて、他の令息と結婚してユリウスのことは諦めてくれるのではないでしょうか。
最終回の結末予想④ヤルモはどうなる?
ヤルモは最終的に爵位も領地も取り上げられるかも!
ヤルモは目的のために手段は選ばない策略家といった様子が窺えましたね。
初めてエルサに会った時には、初対面にも関わらず、自分なら寂しい思いはさせないなどと言っていました。
孤児院で見かけたエルサに接近したり、選挙のために地方の貴族に支援しています。
また視察の際にはエルサと2人で閉じ込められるように画策するなど、やり方が卑怯です。
そこまでしてユリウスに対抗心を持って戦おうとしていますが、結局今でもユリウスはヤルモのことをそこまでライバルだとは意識していなさそうです。
結局、いくつもの陰謀策略を問われて爵位や領地取り上げという処罰を食らってしまうのではないでしょうか。
孤児院で育ち、侯爵に引き取られてから死に物狂いで努力したという経歴は、涙ぐましいところではあります。
でもやっぱり手段を間違えてはいけないですよね…。
まとめ
『「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます』をご紹介しました。
エルサの天真爛漫でピュアな性格は読んでいて癒されますよね。
契約結婚とはいえ、ちゃんと向き合って寄り添うという大事な心を持っているエルサに、読み進めるたびに惹き込まれてしまいました。
そんなエルサだからこそ、ユリウスも「愛する気はない」はずなのにすぐさまエルサに惹かれちゃったのでしょう。
まだまだじれったい展開や幸せな進展が待っていると思いますので、漫画が更新されるのを楽しみに待ちたいと思います!
ネタバレとしてご紹介しましたが、この素敵な2人の物語をぜひ漫画でも読んでみてくださいね!
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました!