『悪女皇后の専属侍女』は、皇后の専属侍女に抜擢されたパレスが、皇后の無理難題をこなして信頼を得ていく物語です。
ランティアス帝国では皇族しか持つことがない”権能”を持つパレサは、何やら訳ありの過去があるようです。
初めはかなりの悪女っぷりを見せる皇后ですが、パレサは本性を見抜き誠心誠意仕えていくのです。
どんな物語なのか気になっている方に、この作品の情報をお届けしたいと思います!
いつも冷静なパレサがかっこいい作品だよ!
しかも何か特別な事情があるみたい…!
この作品はこんな方にオススメ
- 特殊能力の物語が好き
- 使命を全うする主人公に惹かれる
- デキる女性が認められていく様子を見たい
- カッコいい女性に憧れる
悪女皇后の専属侍女の登場人物
ネタバレの前に、登場人物を整理しておくとわかりやすいですよね!
順番にご紹介しましょう!
パレサ・メンゼル
侍女になって1週間で、皇后の専属侍女に抜擢された。
悪女と言われ有名な皇后に仕え、無理難題に真っ向から応える姿勢を気に入られる。
実は剣の”権能”の持ち主。
エリカ皇后
社交界でビュタントで皇帝と出会い、結婚して皇后になる。
気に入らない使用人をクビにしたり手足を切り落とすというような噂が囁かれている。
気難しいものの、パレサは皇后の本心ではない様子に気づく。
アンドレアス皇太子
パレサを初めて見た時から、その手が長い間剣を握ってきた者の手だと見抜く。
またパレサから出るオーラに”権能”の気配を感じた。
アンドレアス皇太子自身も豊穣の権能を持つ。
マリ
皇后宮の侍女。
パレサが皇后に仕え、侍女の間で孤立していく中でもパレサを気にしている。
ニシアナ・エレス公爵夫人
皇帝陛下の妹であり、皇后を貶めた張本人。
皇宮入りした皇后に寄り添うように見せかけて、裏で手を回して皇后を孤立させた。
悪女皇后の専属侍女の見どころ
『悪女皇后の専属侍女』の見どころ、オススメポイントを挙げてみました!
読んでみようか迷っている方、どんな作品なんだろうと気になっている方など、皆様参考にしてみてくださいね!
見どころ①パレサが格好いい
作品の序盤からパレサは皇后の無理難題にも冷静に対応し、他の侍女たちのように怖がったり悲鳴を上げるということがありません。
ものを投げつけてくる皇后に対しては、一つ残らず受け止めます。
フツーの人間には受け止められないはずだよ…!汗
そして真正面から皇后に向き合って、気持ちに寄り添う優しさも持ち合わせています。
もとは騎士であるパレサは理知的に物事や状況を判断し、対処する力を持っています。
見どころ②皇后の信頼を得ていく
ヒステリックに荒れたり、使用人たちに当たり散らしたりと、皇后は気性が荒く人を寄せ付けないところがありました。
また少しでもミスをするとすぐに使用人を解雇されてしまうのだと、皇后は使用人たちに恐れられていたのです。
しかしパレサは違いました。
皇后が暴言を吐いても、ヒステリックに暴れていても、解雇を宣告されても皇后の気持ちに寄り添って側で支えます。
度胸と覚悟があってかっこいい!
皇后はそんなパレサを次第に側におき、信頼するようになります。
孤独にひっそりと暮らしてきた皇后は、心の支えを得て本来の皇后らしさを取り戻すようになるのです。
結末ネタバレちょい見せ
この作品の原作は韓国の小説であり、すでに物語は完結しています。
そこで原作小説を元に、ここが気になるというところをまとめてみました!
パレサの正体や皇后、皇太子との関係について結末をちょっとネタバレしちゃいます。
パレサの正体は?
パレサは”権能”を持ち、剣の精髄である”ベロナナイト”
パレサの祖国では”権能”は皇族に限らず、武力と精神力で敵を制圧して戦場で最後まで生き残った者に与えられるのでした。
そのためパレサは剣の”権能”を持ち、その使命のために生きます。
初めてパレサが皇后に出会った時、無意識のうちに跪き忠誠心を口にしていましたね。
皇后の専属侍女に命じられて仕え始めたところ、パレサは皇后に仕えて守ることが”権能”の使命であることに気がつきました。
それまでは自分の使命が何かがわからなかったパレサでしたが、使命が明らかになったことでなすべきことが明確になります。
皇后が悪女なのは本当?
皇后は嫌がらせによって悪女だと噂を流されていた!
皇后は根っから悪女なのではなく、嫌がらせによって悪女だと噂を流されていたのです。
その嫌がらせの出所は、皇帝の妹であり、皇后の義妹・ニシアナでした。
ニシアナは皇族の血縁を重要に思っており、準男爵の娘だった皇后は下級貴族だと受け入れられないのです。
皇后は屈さずに立ち向かおうとしたものの、すると悪女の振る舞いだと悪い噂を流されました。
つまり、下級貴族だと蔑んだ義妹と、皇后を妬んだ貴婦人たちによって悪女のイメージを流されてしまっていたのですね。
皇后の権限を取り戻せる?
パレサの手助けによって皇后の権限を取り戻します!
涙を流す皇后にパレサは向き合って、悲しい理由を話してくださいと頼みました。
そして皇后宮でひっそりと暮らしていきたいわけではなく、皇后としてなすべきことをしたいという望みを聞き出します。
皇室舞踏会の取り仕切りアムール公爵夫人から取り戻し、お飾りの皇后から徐々に変わっていくのです。
パレサと皇太子の関係
パレサは皇太子に惹かれるものの、ベロナナイトであることを優先する
パレサも皇太子も、出会った当初からお互いに相手を意識していました。
皇太子においては、毎日なぜか皇后の専属侍女のことを考えてしまう…と本人が自覚していたほどです。
パレサもまた、皇后に仕えていることから頻繁に対面する皇太子に、落ち着かない様子を見せていました。
パレサが”使命”に気がついて全うするようになると、さらに皇太子と協力して皇后を支えるようになっていきます。
皇太子の心のあり方や姿勢など、外見の他の魅力にも気づいていき、パレサは皇太子への想いを自覚するのです。
しかし”権能”のベロナナイトであるが故に、使命を第一に考えます。
また相手は皇太子であり、自分は単なる使用人であり、隣に立つ資格はないとも考えていました。
なかなかスムーズに進ことのない2人の関係なのですね。
しかし皇后が権力を取り戻し、それとともにパレサの素晴らしさも周囲の認めるところとなります。
紆余曲折あるものの、最終的には皇太子と結ばれることになるのです。
まとめ
『悪女皇后の専属侍女』をご紹介してきました。
”権能”をもつパレサがその使命のために、皇后を守り抜こうとする姿が格好良いですね。
使命が見つかった時のパレサは非常に生き生きとして、とても魅力的でした!
原作小説から結末をご紹介しましたが、漫画ではまだまだ皇后がその存在感を高めているところです。
最終的なハッピーエンドまでますます盛り上がる『悪女皇后の専属侍女』、漫画での展開がとても楽しみですね!
それでは、ありがとうございました!